中国スタートアップ2016年上半期の投資件数は前年の3分の2まで縮小してもなお、1912件。

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2016年も半分が過ぎました。中国スタートアップ2016年の上半期のレポートが出ていたので、簡単にまとめておきます。

 

2016年上半期の投資額は1912件と2015年の下半期の3分の2まで縮小しています。

 

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投資領域は、エンタメが283件で14.8%、ECが243件で12.7%、企業向けサービスが234件で12.2%でした。

ECは243件のうち、生鮮食品が39件、越境ECが34件とトレンドが顕著に現れています。

 

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起業家の地域別分布図。北京が798で1位、2位は上海の354、3位は広東の317です。

4位は浙江省が168で、他の地域を引き離しています。商売人の10人に1人は浙江省の温州人と言われるぐらい起業家精神が旺盛な人が多い浙江省に実は集まっています。

 

 

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VCの投資件数ランキング。英诺が42件で1位。2位は中国最強のVCとの呼び声高いIDGが37件。中国で最も有名なエンジェル投資家である徐小平率いるZhenFundは34件で4位にランクイン。上位の顔ぶれはいつもと同じです。

セコイアが15件とIDGの半分すら満たしてないのがちょっと気になりますが。

 

 

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大手インターネット企業の投資傾向。

2016年上半期のテンセントの投資件数は、アリババと百度(バイドゥ)の投資件数の合計を超えました。

百度(バイドゥ)が投資件数5件と明らかに少ないです。これは百度(バイドゥ)が自社のクラシファイドとデリバリーサービス拡大と人口知能に多額の資金をつぎ込んでいると考えられます。

 

 

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BAT以外の大企業の投資領域の分布図。

中国版Amazonの京东(JD)とレストランの口コミとグルーポン・デリバリーを展開する新美大は、会社の勢いそのままに投資も積極的に行っています。

一方、小米(シャオミ)はスマホ販売台数の失速を受けて前年度に比べると元気がない模様。セキュリティサービスを提供する360も全く勢いがなくなっています。

 

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BATの投資領域分布図。3社が重なって投資している領域は自動車と金融。

 

百度(バイドゥ)は人工知能が最も活かせる、自動車と金融に投資をしています。他の領域では不動産のみ投資をしています。

テンセントとアリババは相変わらず全領域に投資を展開しています。

 

 

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2016年上半期の中国スタートアップへの投資を簡単にまとめました。

日本企業も、中国の盛り上がりになんとか食い込んでいきたいですね。

 

出典:2016上半年中国创投报告:哪家基金最能花?哪些领域最热门?


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家田昇悟(IedaShogo)

家田昇悟(IedaShogo)

在学中に中国の日本酒コンサルティング会社で、営業・ECサイト立ち上げのリサーチを経験。帰国後、中国のスタートアップに特化した情報サイト「ChinaStartupNews」を立ち上げ、中国関連のリサーチやコンサルティングに従事する。中国×スタートアップに興味を持つ人が集うFBグループ(https://www.facebook.com/groups/chinastartup/)を運営し、現在参加者は800名を超える。アプリ開発企業にて勤務。