阿里巴巴(Alibaba)がMagicLeapに続き大きく動いた。約40億円を投じ韓国最大のエンターテイメントSMの株式4%を取得。次は講談社か?

にーはお!阿里巴巴(Alibaba)がMagic Leapに続きでかいことを。

「東方神起」「BoA」「少女時代」を生み出した、韓国最大のエンターテイメント企業SMに約40億円を投じ、戦略パートナーになったと腾讯科技(tech.qq)が2016年2月11日報じています。

 

名称未設定

 

阿里巴巴(Alibaba)によるMagic Leapへの投資はScrum Venturesの宮田氏が、「Eコマース×VR」の取り組みと解説しています。

消費者向けではゲームや映画などがVRの主流であることは疑う余地はありませんが、「VR x 小売」という取り組みも非常によく耳にします。

急速に普及しているeコマースですが、つきまとう問題が、「実際にものが見れない」「すでに持っているものと合うかわからない」などという問題です。Magic Leapが上述のようなものであれば、Alibabaで検索した家電製品や家具を家の中に実際においてみたり、色や形を変えて試してから購入することができるようなのかもしれません。

このような世界観が実現するとすれば、これまでにeコマースでは難しかった「高額商品」や「大型商品」もAlibabaで売れるようになるかもしれません。

引用:プロダクト非公開で時価総額5000億円となったMagic Leap。Alibabaが出資した意味、分かりますか?

それを踏まえるなら、今回の阿里巴巴(Alibaba)による投資はVRの最も熱い領域であるエンタメの補強に他なりません。兼ねてから、阿里巴巴(Alibaba)はエンタメやコンテンツ系企業の買収や投資を進めていますが、韓国最大のエンタメ企業と連携したのはびっくりです。

ライブをVRを通じて視聴して、アイドルが来ている衣装や関連ストラップ、楽曲を阿里巴巴(Alibaba)のプラットフォーム上で購買できるようにするのが狙いでしょう。

 

韓国の次は?

 

次に来るのは日本。水面下で話が進んでいてもおかしくありません。最初に仕掛けるのは腾讯(Tencent)でしょう。

「阿里巴巴(Alibaba)が韓国のエンタメを抑えるなら、腾讯(Tencent)もなんとか差別化をして日本を抑えよう。」となり、

講談社など日本の大手コンテンツホルダーに話を持ちかけ、「腾讯(Tencent)が講談社の株式5%を取得し、戦略的パートナーに。」というニュースが報じられる日は近いです。

そうなれば、次は百度(Baidu)が阿里巴巴(Alibaba)が乐视(LeTV)が奇虎360(Qihu)が小米(Xiaomi)が万达(Wanda)が・・・と挙げればきりがありませんが、日本のコンテンツを欲しがって中国企業が押し寄せてくるでしょう。

「え、中国資本が入るの?」とビビったところで、国内市場が縮小する日本企業の選択肢は限られています。

中国大手IT企業に食われる前に、黎明期のスタートアップに投資してそこに日本側が主導権を持ってコンテンツを投下すべきだったのでしょうが、すでに手遅れでしょうか?

しかし、今まで海賊版を中心に消費されてきた日本のコンテンツが、現地の大手企業主導で稼ぐ仕組みを作ることができる可能性もあり、とても楽しみでもあります。

 

参考:阿里1.95亿元投资韩国最大娱乐公司SM 占股4%


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家田昇悟(IedaShogo)

家田昇悟(IedaShogo)

在学中に中国の日本酒コンサルティング会社で、営業・ECサイト立ち上げのリサーチを経験。帰国後、中国のスタートアップに特化した情報サイト「ChinaStartupNews」を立ち上げ、中国関連のリサーチやコンサルティングに従事する。中国×スタートアップに興味を持つ人が集うFBグループ(https://www.facebook.com/groups/chinastartup/)を運営し、現在参加者は800名を超える。アプリ開発企業にて勤務。