月間PV数150億、時価総額40億ドル!食べログを遥かに超える食べログ版中国「大众点评」

2015年第一四半期現在、

・月間アクティブユーザー2億人

・レビュー数7500万以上

・掲載店舗数1400万件

・カバー都市が国内2500以上、海外100以上

・PCとモバイルを合わせた月間PV数は150億(モバイル占有率は85%)(食べログは約16億)

とスマフォを使う中国人になくてはならない、「大众点评(dazhongdinaping)」。

 

Dianping

 

食べログ版中国と日本では紹介されますが、食以外にも映画などあらゆる店舗を掲載しており、「生活ログ」と呼んだ方がいいかもしれません。(何かいい名前はないでしょうか?)

さらに、共同購入、オンライン予約、訪問サービスなどO2Oの領域ではほぼ進出しており、中国のスタートアップを見るうえでは絶対に外せない主要プレーヤーです。

ざっと「大众点评(dazhongdinaping)」を振り返ってみます。红杉资本(Sequoia Capital)はシリーズAで、GoogleはシリーズBでしっかり投資しています。

 

2003年4月:大众点评网、上海で設立。

2004年4月:北京、杭州版をローンチ。

2005年5月:大众点评会員カードサービスをスタート。

2006年1月:シリーズAで红杉资本(Sequoia Capital)から200万ドルを資金調達。

2006年10月:キーワード広告サービスをスタート。

2007年5月:シリーズBでGoogleと红杉资本(Sequoia Capital)から2500万ドルを資金調達。

2009年11月:Android版を正式ローンチ。

2010年1月:iOS版をローンチ。

2010年6月:共同購入サービスをスタート。

2011年4月:シリーズCで挚信资本、红杉资本、启明创投、光速创投から1億ドルを超える出資を受け、時価総額は10億ドルに。

2012年5月:モバイルからの流入がPCを超える。

2012年9月:オンライン予約サービスをスタート。

2012年12月: 電子会員カードをスタート。

2012年8月:シリーズDで红杉资本などより6000万ドルを資金調達。

2013年6月:電子会員カード発行数1000万枚、月間PV数が20億を突破。

2013年12月:月間PV数が35億を突破。

2014年2月:腾讯(Tencent)が20%の株を取得し、数億ドルを資金調達。時価総額は18~20億ドルに。

2014年2月:微信内から接続できるように。

2014年3月:ホテル、旅行、結婚事業部を設立。

2015年3月:前Alibabaグループの副総裁の吕广渝がCOOに。

2015年4月:PreIPOで小米科技、腾讯(Tencent)、GIC新加坡政府投资公司、Temasek、万达集团、复星集团から8.5億ドルを資金調達。時価総額は約1年前の20億ドルから2倍の40億ドルに。

 

 

参考、画像:大众点评推出到家服务 已覆盖15城市

[信息图] 大众点评十年慢熬路

食べログ

クラシファイドサイト最大大手の「58同城」が「4+N」という新戦略を掲げ、30億ドルを目安に投資していくことを表明。

中国のスタートアップ界隈の出来事をお届けします。クラシファイドサイト最大大手「58同城」の姚劲波氏が「4+N」という新戦略を掲げ、30億ドルの予算で、100社のO2O企業に投資していくことを発表しました。中国の巨大インターネット企業としてBAT(Baidu、Alibaba、Tencent)という呼称が使われていましたが、そろそろ変更する必要がありそうですね。

 

姚劲波

 

2015年に入っての「58同城」の出資・買収額は少なくとも15億ドル以上、時価総額は一時75億ドルを超え、「阿里巴巴」、「腾讯」、「百度」、「京东」の次につけています。

不動産、自動車、訪問サービス、求人の4つを基礎に、以下の方式を用いて、N(中国語では不特定多数を表現するときにNを使います。)個の020の領域に事業を拡大していき、

1、プラットフォーム・イノベーションモデル(Alibabaから、TaobaoやT-Mallが出現したのと同じ方式)

2、出資と買収

3、内部でのインキュベーション

4、投資イノベーション型サービス

O2Oのエコ・システムを作っていくとのこと。

 

3~5年の投資予算は時価総額の20%にあたる30億ドル程度を目安に考えているそうです。つまり時価総額は「58同城」と「赶集」を合わせて150億ドルになると見積もっています。

BATの投資の動きが今までは大きく取り上げられていましたが、いよいよO2O最大大手の「58同城」が本格参入を表明しました。どうやってエコ・システムを築いてくのか、BATとの戦いから目が離せません。

 

参考、画像:姚劲波:58未来投资100家O2O公司,打造生态链

家事代行020サービス「e家洁」が業界最初のシリーズCで数億元を調達

中国のスタートアップ界隈の出来事をお届けします。家事代行020サービス「e家洁」が業界最初にシリーズCに達し、数億元を調達しました。

 

e家洁

 

2015年上半期で、「阿姨帮」、「e家洁」、「阿姨来了」、「云家政」の4大家事代行O2Oサービスが、シリーズC未満で、1億元の資金調達を完了していました。さらに、クラシファイドサイトの「58同城」が家事代行O2Oに3億ドルを3年以内に投資することを表明しているなど、大手も参入しています。

2015年は各社巨額の資金調達に動くとみられています。そしてシェアを伸ばしたところで、BATへの売却、もしくはBATから戦略的出資を受けてサービスをさらに拡大させ、IPOというルートの2通りがあるでしょう。

注目は、シェアリングのC2C(個人の家政婦と消費者をつなぐ)、プラットフォーム型のB2C(家政婦業者と消費者をつなぐ)、自社代行サービスのO2O(家政婦を自前で用意)のどのモデルが市場シェアNo.1を取るかです。

宿泊サービスでは、B2C(オーナーと消費者を結ぶ)に軍配が上がったと伝えましたが、家事サービスはどうなるでしょうか?

 

 

参考、画像:家政O2O公司e家洁获数亿元人民币C轮融资

2015年家政O2O数十亿资本圈地战进入C轮

阿姨帮:家庭保洁是个大市场?

市場拡大が見込まれる家事代行サービス

 

配車タクシー・サービスの「滴滴」が配車バス・サービスの「滴滴巴士」をローンチへ。

 

 

 

中国のスタートアップ界隈の出来事をお届けします。

配車タクシー・サービスを手掛ける「「滴滴」が配車バス・サービスの「滴滴巴士」をローンチしました。

 

滴滴巴士

 

広告をどれだけ投下できるか、先行者優位と規模の経済を活かしてどれだけ参入障壁を築けるかと思いますが、ビジネスモデルが単純だからなのか、すでに「嗒嗒巴士」、「嘟嘟巴士」、「小猪巴士」、「接我拼车」などが参入していて、過当競争なのかと。

配車タクシー・サービスと同じく投資合戦になりそうな気がします。

車内広告や社内物販など稼ぎ方としてはタクシーよりいろいろ仕掛けられそうで、若干は疲弊しにくい構造かもしれません。

広告投下以外で、別の優位性を確立できるかが、この業界の勝負の分かれ目になりそうです。

 

参考、画像:滴滴加入巴士战局,面临哪些挑战

BATの投資先から考える、中国スタートアップ2015年度上半期と下半期の資金調達トレンド

[link2post id=”1740″]2014年度のBATの資金調達のトレンド[/link2post]を紹介しました。最後、

 

バイドゥは研究開発に重点を置き、アリババはコンテンツの投資に走り、テンセントはWeChatを軸にしたO2Oエコシステムを作り上げるため様々な領域の企業に投資をしていました。以上がBAT各社の重点投資領域であります。しかし重点分野でなくとも投資額・案件共に絶対数では大きく、実際はすべての分野で競争していると言えます。2014年度の状況が分かると、2015年度の日々の資金調達の情報も繋がって見えてくるでしょう。

 

と締めました。では、2015年度上半期の資金調達はどう動いたのでしょうか?以上の領域が重点的に投資されたのでしょうか?

本稿では、2015年度上半期のBATの投資領域のトレンドを振り返るとともに、2015年度下半期のトレンドを予測してみます。

2015年3月より、中国スタートアップ関連の記事を、タイトルだけではありますが、毎日200~300読んできて、なんとなくここが盛り上がっているんじゃないというのは、わかってきたつもりです。それではどうぞ。

 

2015年上半期トレンド-BAT-

 

まずは、BAT(Baidu、Alibaba、Tencent)の投資トレンドから見てみましょう。2014年度をもう一度振り返っておくと、

・バイドゥは研究開発

・アリババはコンテンツへの投資

・テンセントはWeChatを軸にしたO2Oエコシステム

でした。

Baidu

 

baidu bmw

 

2014年度は投資があまりなく、研究開発を重点的に行ったBaidu。2015年度上半期はどうでしょうか?

金額で約3.6億ドルで、Alibabaの約22.5億ドル(16件)、Tencentの約25.6億ドル(27件)に比べると見劣りします。大きな投資は、中古車のオークションサイトである「优信拍」で、1.7億ドルです。

しかし、注目すべきはBMWとの自動運転自動車の開発でしょう。王勁・高級副総裁は今年後半に自動運転車を公開すると発表しています。都市開発を手掛けることで、一発形勢逆転を狙っているのではないでしょうか?

 

Alibaba

 

yicai

 

2015年度上半期は、約22.5億ドル以上の投資を行いました。コンテンツ系は2件でしたが、金額ベースだと5.8億ドルで投資額の約1/4を占めています。

5.8億ドルの投資先は上海メディアグループ傘下である大手経済メディアの「第一财经」(データ分野でも連携)と深センに上場している総合エンターテイメント企業の「光线传媒」です。

2015年度上半期のAlibabaは2014年度と同じくコンテンツ系への投資が中心でした。

 

Tencent

 

饿了么

 

2014年度はO2Oエコシステムを創るための投資が活発でしたが、2015年度上半期はどうでしたでしょうか?

投資額、投資案件が約25.6億ドル(27件)となり、2015年度を逆転、Alibabaを上回っています。

投資領域はO2Oへの投資が明らかでした。

本メディアでも何度か取り上げているテイクアウト配送を手掛ける「饿了么」に3.5億ドル、食べログ中国版「大众点评网」に8.5億ドル、鉄鋼や映画などを手掛けるコングロマリットの「刚泰控股」に5.2億ドル、と相変わらずO2Oへの投資を活発にしています。Weixinに大きな変化はなく(タイムライン広告が試験的に開始されたぐらい)、Weixinのプラットフォームをいかに有効活用するかが彼らの課題と言えます。

 

2015年度上半期末に勃発したBaiduとAlibabaによるO2Oエコシステム争奪戦

 

重模式O2O

 

2014年度と同じく、2015年度上半期も巨大インターネット企業の事業領域に合わせる形で、資金調達が活発に行われました。(全体orVC視点の資金調達トレンドは別の機会にまとめます。)

しかし!もう上半期も終わるので記事を書こうと思っていた、6月23日Alibabaより大きな発表がありました。

60億元を投じO2Oサービスの「口碑」を設立

 

さらに、それに呼応するかのように6月30日Baiduの董事長リー・ロビンソンが宣戦布告。

020領域に3年以内に200億元(4000億元)の投資することを董事長直々に宣言

 

李彦宏

 

2015年2月の配車サービスの合併で、BATによるO2O投資合戦は収まりを見せたのかと思ったのですが、まだまだ続くようです。驚きはBaiduです。2014年度15年度前半は、自動運転車の研究開発ばかりと思わせておいて、いきなり200億元(4000億円)を使ってきたのですから。

さらには、合併した配車サービスはもちろんのこと、クラシファイドサイトの大手2社が合併共同購入サイトシェアNO.1の「美团」がオンライン金融に参入し10億ドルの資金調達に動き出すなど、BAT以外にもO2Oの投資側のプレーヤーが上半期の間に揃ってきました。

 

2015年度下半期のトレンドは?

 

しかし、気になるというか面白くないのが、BAに対するTencentの反応が何もないことです。下半期にはTencentがBAに対抗する形で、「スマートライフソリューション」みたいな宣言をしてくることを予想してみます。

58赶集」や「美团」など、巨大インターネット企業によるO2O領域への投資は、下半期以降も加速していくでしょう。しかし配車サービス業界に起こったように、投資合戦は合併に落ち着く可能性が高いです。大型合併が旅行、インターネット自動車業界あたりで起こりうる可能性も無きにしも非ずです。とにもかくO2O領域での大型資金調達が2015年下半期のトレンドになるでしょう。

そして、2015年度下半期の注目は、O2O領域でずっと遅れを取っていたBaiduがどこに投資をしていくかです。Baiduの巻き返しには要チェックです!

 

 

参考:盘点2015年上半年O2O行业五大热点

2015年上半年O2O市场盘点:巨头入场 行业发生的大动荡

資金調達のデータは、IT桔子より引用

画像:各社HP

タクシー配車サービスの「滴滴快的」が20億ドルの資金調達を完了。

中国のスタートアップ界隈の出来事をお届けします。2015年7月タクシー配車アプリの「滴滴快的」が20億ドルを超えるの資金調達を完了しました。今回の資金調達が完了すると企業価値は150億ドルを超えるようです。

 

スクリーンショット 2015-07-11 17.51.55

 

滴滴快的といえば、2015年2月にアリババ資本である「滴滴打车」とテンセント資本である「快的打车」が合併したことで有名ですが、今回はアリババ、テンセントに加えて、アメリカやシンガポールの投資会社も出資したようです。

この資金は市場の開拓や新事業に使われるようですが、一番の狙いはブランディングでしょう。

Lenovoホールディングス総裁の娘で37歳の女性CEOである柳青は、このことについて長い目で見ての資金調達と言っています。

アリババ、テンセント、Lenovoと深い関わりのある若きカリスマ女性社長の今後の動きに注目です。
参考、画像:快讯:滴滴快的宣布完成 20 亿美元融资
滴滴打车

中国スタートアップの資金調達トレンドを知るために把握しておきたい、2014年度のBAT重点投資領域

最近、BATによる投資合戦が白熱しています。

日本のメディアではなかなか報道されませんが、毎日のように未上場企業による数十億円規模の資金調達が中国では行われています。

しかし毎日のニュースをなんとなく見ていては全体のつながりが見えず、ただ「すごいな」とニュースを消費してしまうだけです。改めて2014年度のBATの投資を見ることで、日々のニュースの思考を深めるきっかけになれば幸いです。

※BATとはBaidu、Alibaba、Tencentの3社の略称です。

 

bat

 

BATの投資概要

 

BATのみで2014年度は270億ドルの投資を実行しています。日本の2014年度の未公開企業の資金調達が約1000億円であることを考えると(ジャパンベンチャーリサーチ調べ)、BATの投資規模がいかに大きいかが分かるかと思います。

 

Baidu、バイドゥ

投資概況

 

2013年度は17件、30億ドルの投資を実行し、BATの中で最大の投資企業でしたが、2014年度は15件15億ドルと、大幅な減額でした。

事業領域として教育分野がアリババとテンセントと比べて大きいですが、他に目立った特徴はありません。

買収そのものよりも、自社の技術力のために投資を行ったと考えられる2014年でしょう。その成果なのか、2015年下半期には自動運転自動車を発表すると言っています。

 

大公司单个版图-Baidu

 

投資領域

 

最も多かったのは教育系の4件の投資でした。続いてエンターテイメント系に3件の出資・買収。次に自動車・交通系に2件の投資。Uberに6億ドルの出資が2014年度の最大でした。

2014百度投资盘点-

Alibaba、アリババ

投資概況

 

2014年度、アリババは40件、金額にして170億ドルの投資を行いました。2013年度は22件、25億ドルの投資でしたので、この1年で案件数、金額ともに大幅な増加です。

アリババは電子商取引サイトとして発展しましたが、今はありとあらゆる業界内で自社サービスもしくは事業提携を結んでいる会社であり、まさしくアリババ帝国を形成しています。

 

大公司单个版图

 

投資領域

 

170億ドルの資金をアリババはいったいどこへ投資したのでしょうか?

アリババが2014年度に投資をした領域は、上から順にエンターテイメント10件(30億ドル)、EC6件(3億ドル)、モバイル3件(54億ドル)、ライフスタイル3件(30億ドル)、SNS3件(3.5億ドル)でした。

投資金額ではモバイルが54億ドルとダントツであるものの、エンターテイメントへの10件の投資は目を見張るものです。エンターテイメント事業を手掛ける「华谊兄弟传媒集团」、サッカーチームの「广州恒大足球俱乐部」、中国版Youtube「优酷土豆集团」、中国随一の経済メディアを持つ「21世纪传媒」などに投資を行い、コングロマリット企業にアリババは変貌しています。

アリババが明らかに、コンテンツを持たない「プラットフォーム」から、コンテンツを持つ「パブリッシャー」へと近づいているのが分かると思います。

そんなアリババの「プラティッシャー」化が一目てわかる2014年度の投資でした。

 

阿里巴巴-投资与并购

Tencent、テンセント

投資概況

 

2014年度は46件、70億ドルの投資。2013年度が24件、10億ドルの投資でしたので、案件数ではほぼ倍増、金額にして7倍もの増額になっています。

テンセントはQQとWeChatというチャット・アプリでモバイルで最強の地位を築いています。中国で友達と連絡を取るならWeChat。友達の近況を見る際もWeChatを使います。WeChatにいかに人を集めるか、その人をいかに活用するかというのが、テンセントの基本的な戦略です。

下の図で、水色のモバイルと、黄色のSNSが大きな面積を占めているのがその証拠です。つまりモバイルとSNSで更なるWeChatの強化またはWeChatからの莫大なトラフィックの流入を図っていくという戦略ですね。

 

tensent 大公司单个版图

 

投資領域

 

ゲーム3件(7億ドル)、ライフスタイルO2O 9件(23億ドル)、EC3件(6.5億ドル)、モバイル4件(9.5億ドル)、エンターテイメント3件(6.5億ドル)の分野が投資案件、投資金額ともにテンセントの2014年度の投資領域TOP5となっています。

投資金額の30%を占めるライフスタイルO2O分野への投資が圧倒的に目立ちます。

クラシファイドサイトの「58同城」に計3ラウンドで合計8.6億ドルの出資を行い、24%の株を保持。さらに10億ドルの時価総額を誇る、中国版食べログの「大众点评」の株も20%保持しています。

上の図で述べたように、ライフスタイルO2O分野へのテンセントの集中的な投資はWeChatとのシナジーをいかに高めるかという1点に尽きると思います。

アリババはエンターテイメント事業の投資を行い、「プラティッシャー」化していますが、テンセントは周辺企業を集約していくことでさらに「プラットフォーム」としての力を強くしていく、そんな戦略の違いが2社の投資先から見て取れます。

ゲーム分野への投資も目立ちます。ゲームでの売り上げはテンセントの主要な収入ですが、国内2件、国外7件の投資を実行しています。

中国EC第二のシェアを占める「京東」へ2.4億ドルの出資を実行するなど、アリババの対抗馬とも抜け目なく連携しています。

 

腾讯  2014年度投資

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

バイドゥは研究開発に重点を置き、アリババはコンテンツの投資に走り、テンセントはWeChatを軸にしたO2Oエコシステムを作り上げるため様々な領域の企業に投資をしていました。

以上がBAT各社の重点投資領域であります。しかし重点分野でなくとも投資額・案件共に絶対数では大きく、実際はすべての分野で競争していると言えます。

2014年度の状況が分かると、2015年度の日々の資金調達の情報も繋がって見えてくるでしょう。

資金調達の裏にあるBATの思惑が分かってくると、中国のスタートアップのダイナミックをより堪能できること間違いなしです。

 

参考、画像:IT桔子2014年度盘点系列(1):BAT+3M巨头的布局(TABLE派系)

IT桔子2013年度互联网创业投资盘点(1):BAT+3M的投资收购大战

BAT启蒙网络理财,易贷微理财叫板移动金融

中国の百度がグーグルを追い抜く?BMWと自動運転車を共同開発

共同購入サイト「美団」が10億ドルの調達に動き出す。

中国スタートアップ界隈の出来事をお届けします。2015年 1 月にシリーズDで7億ドルの調達を終えたばかりの「美团」ですが、WSJ によると次の10億ドルの出資へ動き始めたようです。時価総額は150億ドルになるとみられています。

 

美団150億

 

2億人のアクティブユーザー、中国内1000強の都市で展開、2014年の取引額は460億元を超え、「アリババ」と「京东」に次ぐプラットフォームになっています。さらにテイクアウトサービスの「美团外卖」は250都市に展開し、注文数は230万を超え、市場シェアは約50%に達するなど、2010年の設立以来、とんでもないスピードで大きくなりました。

しかし、テンセント系の「京东到家」や「大众点评」、アリババ系の「支付宝9.0版」や「口碑」など、「美团」の周りは競争相手ばかりです。

※「中国共同購入サイトに参入したBATの5年にわたる戦いの勝者は?バイドゥ、アリババ、テンセント?」を参考

 

「アリババ」の戦略的出資は受けたものの、実際に「アリババ」とは競争の関係で、孤独な「美团」。

今回の出資で新たな戦略的パートナーを見つけることができるのかが、大きな注目を集めそうです。本誌ではBATの資本参加はなく、不動産のコングロマリットやホテル系が020強化のために、大型出資してくるのではと予測します。

小米(シャオミ)がO2O強化のために参入してくるかと予測した人はなかなか良い線をいっていると思います。しかし、2015年5月のインタビューで、「携帯電話、テレビ、スマート家電の自社領域で100の商品を販売する」ことを第一に掲げており、現在のタイミングで小米(シャオミ)がO2Oに参入してくることはないでしょう。

 

参考、画像:美团又要融10亿美元,估值超150亿美元

 

バイドゥがクラシファイドサイト「百姓网」に出資。O2Oエコシステムの確立を急ぐ。

中国スタートアップ界隈の出来事をお届けします。

2015年7月7日、バイドゥがクラシファイドサイト「百姓网」に出資しました。金額は明らかになっていませんが、[link2post id=”1640″]バイドゥの200億元の出資構想[/link2post]の一手であることに間違いありません。

 

gongsi-baixing

 

百姓网」は月間アクティブユーザーが数億人を超える一方で、2015年4月にクラシファイドサイトのシェア一位と二位の「58同城」と「赶集网」が合併し、苦戦していました。

さらにバイドゥはテイクアウトでは、自社の「百度外卖」が「美团外卖」や「饿了么」に後塵を拝し、共同購入サイトでは、「百度糯米」が「美团」と「大众点评」に水を開けられ、何とかO2Oサービスで挽回していきたいと考えてたところでした。

クラシファイドサイトは地域によりある程度細分化されるため、特定の地域に集中的に資本を投下させることで挽回が可能であると判断したのではないでしょうか?

今回の出資を歯切りに、バイドゥは様々なO2Oサービスに切り込んでいくでしょう。

その予算は200億元(4000億円)で、リクルートの現預金3000億円よりも大きい金額です。旅行系スタートアップなら日本の企業でも買収の可能性はあるかも?

BATを意識して、日本の企業もスタートアップする時代になったと言えるでしょう。

 

参考、画像:百度投资百姓网,谁说“小三”没人爱?!

リクルートが狙う新規事業領域(中小B2B・教育・ヘルスケア)にM&Aの機会あり

O2Oを強化させるため、旅行・観光予約サイトの「同程」がコングロマリットである「万达」などから60億元の資金調達を完了。

中国スタートアップ界隈の出来事をお届けします。中国の旅行・観光予約サイトの「同程」が、合計60億元の資金調達を完了しました。企業価値は130億元に。

 

同程

 

2004年の設立以来、「同程」はこれまで4回のラウンドを行い計数億ドルの資金調達を行ってきました。

今回の資金調達の注目すべきは、中国のコングロマリットである「万达」が35億元の戦略的投資を実行したことです。不動産に圧倒的な強みを持つ「万达」は、オフラインでの事業をオンライン旅行予約サイト「同程」と協働し、O2Oを加速させたいのでしょう。

同程」はテンセントからも出資を受けており、中国最大のコミュニケーションアプリの「Weixin」と「QQ」から莫大なトラフィックの流入も狙っています。

テンセントと「万达」がO2Oでのエコシステム確立のために大きな動きを見せてきました。

他の不動産や百貨店なども「万达」に対抗して、戦略的出資を「携程」などに仕掛けてくれるのではないでしょうか?

 

参考、画像:获万达战略投资,同程完成新一轮60亿元融资,估值暴涨

7000万ドルを獲得した生鮮果物ECの「天天果园」次の一手は?

中国スタートアップ界隈の出来事をお届けします。「[link2post id=”1438″]天天果园[/link2post]」が中国EC大手の「京东」と協同でO2O店舗を100店舗出店することを表明しました。

 

天天果

 

[link2post id=”1612″]手ぶらで買い物に行ける未来のスーパー[/link2post]が出現した通り、オフラインでの店舗設営が中国O2Oの今年のテーマでしょうか?

 

o2oネットカバー率

 

とは言っても、各業界のネットカバー率はまだ5%にも満たないところがほんとどです。オフラインに完全に舵を切ったというよりは、他社との差別化のために、オフラインでの出店をしていると理解した方が良さそうです。

しかし中国O2O業界がオンラインにおけるユーザー体験の向上やビジネスモデルといった段階ではなく、物流システムをいかに構築するか、顧客のラストワンマイルジョブでの価値体験をいかに最大化させるかというのがトレンドであり、他社との差別化になっているのは間違いありません。

 

参考、画像:背靠京东 天天果园年底将开100家O2O店

艾瑞咨询:2013年中国O2O市场分析–信息图

O2Oクリーニング「e袋洗」がバイドゥ主導の1億ドルの資金調達を完了したが、それが意味することを予測できますか?

中国スタートアップ界隈の出来事をお届けします。2018年には2000億元に到達するクリーニング市場。しかし現在のクリーニング市場におけるネットカバー率はたったの0.04%しかなく、まだまだ成長の見込みがあります。

シェア第2位のO2Oクリーニング「e袋洗」がシリーズBでバイドゥをリードインベスターとして1億ドルの資金調達を行いました。バイドゥがリードインベスターとして巨額の資金調達に参入した意図はなんでしょうか?この資金調達を基に、中国O2Oクリーニング市場のこれからを占ってみたいと思います。

 

洗涤O2O

 

プレーヤー

 

シェアを見ると、「泰笛洗涤」が75%、今回資金調達を行った「e袋洗」が20%、残りは「懒猫洗衣」が3%、「泡泡洗衣」が0.8%、「衣卫士」が0.5%、「我要洗衣」が0.4%、「懒到家」が0.3%とプレーヤーは完全に決まっています。

なぜ「泰笛洗涤」はこんなにも大きなシャアを取ることができたのか?COOの黄宝存氏はこう言っています。

「我々は、最も早く参入し様々なビジネスモデルを試してきた結果、この業界の特徴を知り、その特徴に適切なビジネスモデルを築いたからだ。」

 

クリーニングサービスの勝利の方程式とは?

 

では、いったいどういったビジネスモデルで「泰笛洗涤」は勝利を収めたのでしょうか?

O2Oクリーニングには3つのビジネスモデルがあります。

1、プラットフォーム+自社型:工場は設けず、プラットフォームとして店舗と連携するが、配送は自社で行う。

2、プラットフォーム型:プラットフォームとして店舗と連携し、配送は外部に委託する。

3、自社型:工場を設け、すべて自社で完結させる。

 

クリーニング市場の競争の本質がサービスであると気づいた、「泰笛洗涤」はいち早く1の「プラットフォーム+自社型」を取り入れ、自社による配送システムを築き上げ、配送員も自らのコントロール下に置くことで、高品質なサービス体制を整えました。

その結果、「泰笛洗涤」の顧客満足度は95%にも達し、75%という圧倒的シャアを築くことができました。プラットフォーム型ビジネスモデルを採択した「e袋洗」は65%でした。

 

プラットフォーム+自社型のビジネスモデルは中国O2Oのトレンド

 

中国のO2Oビジネスのトレンドは、自社で配送機能も持ち合わせる、「プラットフォーム+自社型」のビジネスモデルです。第三者に配送を任せるとどうしても顧客とのコミュニケーションにおいて満足のいく対応ができません。

 

重模式O2O

 

中国版Amazonの「[link2post id=”1354″]京东[/link2post]」やテイクアウト配送サービスの「[link2post id=”1578″]饿了吗[/link2post]」は、配送システムに巨額の資金を投じ、物流システムの構築に全力を尽くしています。

この背景には、どれだけネットが発達しても、オフラインでのサービスの低さが挙げれらます。

 

ビジネスモデルが確立した市場はどう発展するのか?

 

さあ、本題です。ビジネスモデルが確立した市場はどう動いていくのでしょうか?O2Oクリーニングの場合は、先に述べた3つのビジネスモデルで凄み分けができています。

中国版Uberでユーザー獲得のために、値引き合戦が行われたのは本誌の読者なら記憶に新しいでしょう。

配車サービスを参考にすると、O2Oクリーニングもユーザー獲得合戦のために、「無料クリーニング!」や「1元クリーニング!」といった値引き合戦が行われのが予想できます。しかしその資金はどこから捻出するのか?

VCからもちろん調達するのですが、中国では必ずや参戦するプレーヤーがいます。BATことバイドゥ、アリババ、テンセントです。彼らは自社のエコシステムを創るために、O2Oの周辺サービスへの投資に必死になっています。

 

ここで、バイドゥがシリーズBの調達で、リードインベスターとして参入したことが市場にとってどういう意味を表すのかが分かるかと思います。ユーザー獲得合戦スタートの合図ではないかと。かなり大胆な予測ではありますが、バイドゥに対抗して、アリババもしくはテンセントが「泰笛洗涤」に投資するのではないでしょうか?

ここで「泰笛洗涤」に投資しないと残りはシェア率がほぼない企業しか残っていませんから、アリババとテンセントはかなり躍起になって資金を入れたがっているのではないでしょうか?

「ビジネスモデルの確立+BATの参戦=ユーザー獲得合戦の開始」と大胆不敵にも予測してみましたが、O2Oクリーニング市場は実際にどう動くでしょうか?BATがさっそく参戦してくるのか、それとも彼らの参戦なしに業界は発達するのか、引き続き注目です。

 

参考、画像:洗涤O2O行业市场规模年底或超千亿

O2O模式在洗涤市场占比不足1%

e袋洗敲定1亿美金B轮融资,百度领投

黄渊普笔记:重模式O2O正在兴起!

 

あなたがバイドゥのCEOなら、自社の共同購入サイトにいくら投資しますか?

中国スタートアップ界隈の出来事をお届けします。[link2post id=”1634″]中国の共同購入サイト業界が落ち着いてきている[/link2post]という記事を公開しましたが、そちらは読みましたでしょうか?2010年から過熱した市場も5年を経て、落ち着きを見せています。

バイドゥが「糯米」を買収する形で、一定の成果を見せたことは記事で述べました。しかし市場シェアは13%で、「美团」の55%、「大众点评」の22%に大きく水を開けられています。

あなたが、バイドゥのCEOならどうしますか?

 

百度糯米

 

 

2015年6月30日にバイドゥのCEOが李彦宏が発表したのが、3年以内に200億元を「百度糯米」に追加投資するということです。

“互联网+”(インターネット+)ならぬ“会员+”という概念を掲げ、よりユーザーの体験価値を上げ、共同購入サイトの「糯米」を軸に、O2Oのエコシステムを作っていくそう。

アリババが地域生活サービス「口碑」に60億元の出資を実行するなど、引き続きO2O市場が盛り上がりを見せています。

共同購入サイトの出資に留まらない200億元の資金をどう分配し、O2Oエコシステムを創っていくのか、楽しみです。

 

参考、画像:重磅:百度糯米将追加200亿投资,布局O2O生态战略!

家庭教師のO2Oを手掛ける「轻轻家教」がシリーズCで1億ドルの資金調達

中国スタートアップ界隈の出来事をお届けします。2015年6月26日、家庭教師のO2Oを手掛ける「轻轻家教」がシリーズCで1億ドルの資金調達を行いました。

 

轻轻家教

 

 

轻轻家教」はC2Cモデルで、家庭教師(Tutor)と学生を結びつけるだけでなく、B2Cで教育アドバイザー(Tutoring Assisant)も派遣するなど、「Tutor & Tutoring Assisant to Family」というビジネスモデルで、他社との差別化を図っています。

轻轻家教」の資金調達はシリーズAからCまでたったの4か月と、家庭教師のO2Oは急速に注目を集めています。、VCはなぜこうも家庭教師のO2Oに注目しているのでしょうか?

それは去年大きな盛り上がりを見せた、タクシー配車サービスと同じモデルで、ユーザー獲得の後に収益化をしやすいと考えているからです。しかもタクシーと同じく粘着性が高く生活に必要なものでありながら、高単価であることがVCが家庭教師のO2Oを熱心に追いかける大きな理由となっています。

しかし「Uber」発祥の地、アメリカと大きく違うのは、テンセントとアリババという巨大プラットフォームが中国にはあること。これらとどう協働あるいは競合するかが、中国ならではの戦い方になるのでしょう。

 

参考、画像:轻轻家教C轮1亿美元,好未来升级“智康1对1”,资本和巨头同时入场

「蚂蚁金服グループ」傘下のオンライン保険を提供する「众安在线」が9.34億ドルを調達

中国スタートアップ界隈の出来事をお届けします。「蚂蚁金服グループ」傘下のオンライン保険を提供する「众安在线」が9.34億ドルを調達しました。

 

众安在线

 

企業評価は80億ドルを受けています。2.5億人の顧客を持ち、すでに16億の保険を売ったそうです。日本のオンライン保険だと、ライフネット生命が有名ですが、2015年6月23日の時価総額は約190億円で、中国のマーケットがいかに大きいかが分かるかと思います。(もちろんライフネット生命は生命保険なので一概に比較できませんが。)

中国保险监管机构の承認を受けており、またしても中国政府のお墨付きであります。

 

参考、画像:众安在线获财团9.34亿美元投资 估值达80亿美元

「PayPal」の3倍の取引を行う、「蚂蚁金服グループ」が450億ドルの評価を受ける。

中国スタートアップ界隈の出来事をお届けします。「蚂蚁金服グループ」が資金調達を終えていたことを6月18日に明かしました。

 

蚂蚁金融服务集团

 

2014年6月までの1年で、第三者決済プラットフォームの「支付宝」の取引額は7780億ドルに達しました。

これは「PayPal」の3倍、世界のオンライン決済の1/3にも達します。企業価値はUberの500億ドルに次ぐ、450億ドルの評価を受けています。

さらに注目すべきは、日本の内閣にあたる「国務院」直属の「全国社保基金」が出資をしたことです。来週には中国政府の承認のもと、ネット銀行を開設することも決まっていますから、中国政府と「蚂蚁金服グループ」は蜜月関係と言えます。

アリババは政府と協働して、利益の拡大をしばらく「は」図っていくでしょう。

 

 

参考、画像:外媒称蚂蚁金服已完成新一轮融资 估值450亿与小米相当

蚂蚁金服确认引入社保基金 已完成第一轮融资

蚂蚁金服:在金融圈打造另一个阿里

 

 

 

 

 

讯 6月18日消息,蚂蚁金服集

中国版Airbnb(実は少し違う)の「途家」が10億ドルの評価をつけシリーズDで2.5億ドルを調達していたことが明らかに。完全勝利したが、それはなぜか?

中国スタートアップ界隈の出来事をお届けします。

2015年6月18日、中国版Airbnbの「途家」が10億ドルの評価をつけシリーズDで2.5億ドルを調達していたことが明らかになりました。

 

途家

 

 

2013年2月時点では、「小猪」と「螞蟻」も競合の一角を占めていましたが、6月19日時点で投資案件をログするブログ・メディアの「IT桔子」で筆者が調べたところ、「小猪」は2014年に1500万ドルの出資以来動きがなく、「螞蟻」も2013年に数百万ドルの出資を受けて以来動きがないようです。

資金調達のシリーズ別で見ると、買収された「上海德佑房地产」を除き、多くがシリーズAもしくはBで、シリーズDまで調達しているのは、「途家」のみでした。(欧米のサービスは除く。)

 

中国版Airbnb シリーズB

(シリーズBで資金調達済みの各社。左氏から右に、四川、広東、北京と地域ごとにサービスがあるのが分かるかと思います。)

 

資金調達の進み具合を見る感じでは、「途家」が完全勝利したと言っていいでしょう。ではなぜ、「途家」が勝ち残ったのか?

実は「途家」はC2Cのビジネスモデルではなく、B2Cで急成長しました。信用が鍵となるC2Cを中国で実現するのは難しく、「途家」は、一時的に空いた部屋を大家が貸し出すB2Cを選択しました。

先に挙げた、「小猪」と「螞蟻」は共にC2Cのビジネスモデルでした。C2Cはサービスが悪いためリピーターがつかず、新たな顧客獲得のためのマーケティング費が大きな負担となりました。

アメリカ式をいたずらに持ち込んだビジネスモデルはなく、中国のマーケットを理解しローカライズ化が成功した良い例として今後も「途家」は研究される事例となるでしょう。

 

 

参考、画像:中国における、Airbnbクローンサイトの熾烈な戦い

短租网站途家完成新一轮2.5亿美元融资:携程投资

途家网:度假租赁 O2O加B2C模式的创新

 

「饿了么」はテイクアウト配送サービスではない。O2OのTaobaoである。

中国スタートアップ界隈の出来事をお届けします。

 

饿了么张旭豪

 

 

饿了么」のCEO张旭豪氏は、「饿了么」はテイクアウト配送サービスで終わらず、O2OのTaobaoであるとインタビューに答えました。今後は、テイクアウト配送に限らず、飲食店の物流全般を解決していくとし、「饿了么」の重点的な戦略は物流であると強調しています。ここでは述べられていませんが、テイクアウト配送で市場を制した後は、卸から飲食店への配送サービスを行うと本誌では予想しています。相変わらず中国の起業家の野望はどこまでも果てしないなと感じました。

 

参考、画像:饿了么张旭豪:要做餐饮020领域的阿里巴巴

 

 

小米(シャオミ)がコンテンツ100の企業と動画連盟を結ぶ。その先はアリババとのコンテンツ争奪戦か?

中国スタートアップ界隈の出来事をお届けします。

 

xiaomi 連合

 

中国最大のスタートアップである小米(シャオミ)がコンテンツ100の企業と動画連盟を結んだことを2015年6月10日に発表しました。狙いはコンテンツを抑えること。小米(シャオミ)はスマフォ、テレビ、ルーターの3つを主に販売していますが、コンテンツは制作していません。そこで、2014年11月に10億ドルを使ってコンテンツのエコシステムを創ると宣言して以来、中国版Youtubeの「优酷土豆」や「爱奇艺」などに出資をしてきました。今回の動画連盟は一連のコンテンツ戦略の1つです。アリババは僕たちの買い物のプラットフォーム(Taobao)になり、コンテンツ分野に進出を始めました。一方で、小米(シャオミ)はスマフォやテレビなど私たちが日常的に接するデバイスを制し、コンテンツを抑え始めました。日本のメディアでは小米(シャオミ)とアリババの競争は表立って報道されていませんが、両社がコンテンツの覇者を巡っての競争はすでに始まっていると言えるでしょう。

 

参考、画像:海纳百川 6月10日小米媒体沟通会现场精彩回顾

ペットのSNS+O2Oの「闻闻窝」が600万ドルを調達

中国スタートアップ界隈の出来事をお届けします。ペットのSNS+O2Oの「闻闻窝」が600万ドルを2015年4月に調達していたことが分かりました。

 

闻闻窝

 

サービスの主な軸は、ペットの写真共有と、ペットショップや病院などの口コミ共有の2つです。ユーザー数は500万人で、アクティブユーザー/日は12%。遛遛拍它などすでに競合は存在します。中国で月額課金は難しく、O2Oの広告に頼るモデルではすぐ立ち行かなくなるでしょう。ECもつけていくと本誌は予想します。SNSとO2Oでユーザー数をつけ、ECで売って稼ぐというパターンがバーティカルサービスの基本形になるのは日本と似ていますね。

 

参考、画像:宠物社交+O2O,“闻闻窝”获600万美金A轮融资