「OnePlus」の売上の75%が海外なのは25歳の彼のおかげだ。

本誌の読者なら、小米(シャオミ)を知っているでしょう。日本で本も2冊刊行され、そのビジネスモデルがただのコピーでは終わらない、顧客目線の非常にイノベーティブなものであると注目を集めています。

そして、小米(Xiaomi)を凌駕するとさえ言われる新興スマフォメーカー「一加手机(OnePlus)」が、8/4の新商品発売に向けて注目を集めました。

 

oneplus-1

 

一加手机(OnePlus)」、最初のモデルOnePlus1は「OnePlus Oneが高スペック低プライス過ぎてNexus 5霞む」とも評され、最強のスマフォとの呼び声高いです。

小米(Xiaomi)は中国国内で爆売れしているのですが、今年より中国のスマフォ市場の成長率は減少傾向にあり、インドやブラジルなどに進出しグローバル化を加速させています。

一方、「一加手机(OnePlus)」は創業2年弱の現時点で、中国以外の地域での売り上げが75%を占めています。

なぜ、ここまでグローバルに売れる商品を開発、そしてマーケティングすることができたのか?

それは、25歳という若さで「一加手机(OnePlus)」を創業したCarl Pei氏の存在が大きいでしょう。

シャオミに続いて今最もホットと評される中国のスマホメーカーの共同創業者であり、 二十代の若手経営者は誇大な夢を語りがちだが、彼にはその資格があると考える者が少なくない。

と評価されています。Carl Pei氏とはいったい何物なのか?

 

Carl Pei

Linkedinより

 

Carl Pei氏は北京で生まれ、スウェーデンで育ち、ストックホルム大学を卒業しました。

その後Nokia北京でマーケティングを3か月担当後、小米(シャオミ)に次ぐ格安スマフォメーカーの魅族(Meizu)香港で国際マーケティングを1年1か月、OPPOで国際マーケティング・マネージャーやディレクターを1年半担当し、OPPOの副社長と起業することになります。

グローバル企業と中国を代表するスマフォ企業のグローバル・マーケティング部での知見を活かし、「一加手机(OnePlus)」ではグローバル・マーケティング部を統括。彼が「一加手机(OnePlus)」のグローバル化に貢献しているのは、明らか。

そして元VCの方もSnapChat創業者のEvanSpiegel氏に肩を並べる大物人物になるのではと評しています。

 

0803

 

 

Carl Pei-2

Twitterより

 

位置情報がEarthとなっているあたりがまさにグローバルですね。

中国ローカルのCrunchBaseである「IT桔子」にも創業者として登録されておらず、まったくのダークホースでした。

海外の大学を卒業し、一貫して海外マーケティング戦略を担当した、正真正銘のグローバル人材。

Carl Pei氏のような人材獲得が、グローバル展開の最重要課題となるでしょう。AlibabaやTencentが、Carl Pei氏を獲得するために、OnePlusごと買収してもおかしくない。

次の雷軍になるかもしれないCarl Pei氏。本誌の読者ならぜひ注目しておきたいです。

 

参考、引用、画像:売上はシャオミの5倍 中国の新興スマホメーカー「OnePlus」社の野望

家族や友達との旅行で持っていきたい!指定した地点を自動で飛んでくれるドローン

先日の告知通り、「ハード」の中国を伝えていきたいと思います。

「亿航GHOST航拍飞行器」というドローン。

新婚旅行などのお供に使いたい仕様になっています。販売価格は4699元。

 

亿航GHOST航拍飞行器

 

 

自動でついてきてくれて、

 

 

亿航GHOST航拍飞行器-6

 

 

離陸地点と着陸地点を指定できるので、

 

亿航GHOST航拍飞行器-5

 

 

新婚旅行や

 

 

亿航GHOST航拍飞行器-2

 

 

友達との旅行で、自動で空から撮影してくれます。

 

亿航GHOST航拍飞行器-3

 

 

自然な様子を撮影してくれるので、セルフィー棒では撮ることができない良いものがとれそうです。(どの程度自動で飛んでくれるのかは分からないのですが)

セルフィー棒を競合にしている、「lovegraph」などが競合になるのかもしれません。

 

参考、画像:亿航GHOST航拍飞行器

登録必須!中国スタートアップの週刊情報を発信するおすすめのメルマガ「ITJUZI_Weekly」

ぜひとも登録してほしいメルマガを紹介します。中国スタートアップの週刊情報を発信する「ITJUZI_Weekly」です。

 

itjuziweekly

 

業界別に、大企業の動向、投資、ビジネスモデル、インタビューがまとめられています。

そしてTable帝国を初めとする巨大企業の人事や業界別の動きもまとめらていて、1週間に1度中国のスタートアップを振り返るのには最適かなと。

発行元の「IT桔子」ですが、中国スタートアップ辞書です。

企業のpageからは、その企業の略歴、過去の融資、関連記事、メンバーのSNSアカウント、どこのコラムにまとめられているか(関連企業を簡単に検索できる)等が一発で分かります。

中国スタートアップでは、超イケテるメディアです。

 

中国はメディアの数も多く、すべてをチェックするのは至難の業です。

ITJUZI_Weekly」を使えば、かなり効率よく中国のスタートアップ事情を網羅できると思います。

中国のスタートアップを調べようと思った方は、まず「ITJUZI_Weekly」に登録してみることをお勧めします。

おさえておきたい中国版ProductHunt3つ

中国スタートアップ界隈の出来事をお届けします。ChinaStartupNewsのおかげか、中国のアプリやWebサービスも面白そうという人が増えてきました。そんな初心者ChinaStartupNewsな人のために中国版ProductHuntを3つご紹介します。

Today

 

today-1

 

スタートアップ界隈の投資案件をデータベースにしているブログメディア「IT桔子」が運用しており、業界のまとめコラムが大変充実しています。

カテゴリーごとに見ることもできます。

 

today-2

 

新品啦

 

新品啦

 

バイドゥで「ProductHunt中国版」と検索したら、最初にヒットしました。「Code4App」 というコードを共有するサービスの創始者である朱鹏飞氏が創業。

 

mind

 

mind

 

爱范儿(ifanr)」というテック系の記事が多めのメディアが運営しているのが、「mind」です。

他にもWebサイトを共有・評価する「风向网」[というのがあったりします。

※「36kr」という中国スタートアップで一番勢いのあるメディアもProductHuntみたいなものを運用していたのですが、サービスは停止していました。

 

おすすめは?

 

お勧めは?と聞かれたらこう答えます。「僕は中国の新サービスは見ていません。」そうなんですよね。あまり中国のサービス自体には興味がありません。

僕が知りたいのは、産業がどう発展するのか?インターネットが既存の産業をどう変革するのか?ですので、面白いサービスかどうかは僕にとってはあまり大事ではありません。別に投資家ではないので、初期の段階で発見する必要はなく、ある程度認知されてメディアに取り上げられてからでも遅くはありません。

それは本ブログ・メディアの運営方針にも如実に表れていますが、新しいサービスを取り上げるのではなく、産業の発展の中にスタートアップを位置付けて書いているのがほとんどです。

最後は運営方針の話に触れましたが、新しいサービスが好きなのか、業界を俯瞰的に観察するのが好きなのかでスタートアップはスタートアップでも全く違う志向性と言えそうです。

 

画像:各HP参照

音楽に合わせて自分の動画を撮影&編集して、シェアできる「开拍」は流行るのか?

中国スタートアップ界隈の出来事をお届けします。音楽に合わせて自分の動画を撮影&編集して、シェアできる「开拍」が少し話題になっているそう。

 

开拍

 

どんなアプリかというと、例えば恋人に会いたくて会いたくてしょうがない時は、西野カナの「会いたくて」を選曲し、それに自分の動画を撮影する。つらくて明日から頑張ろうと思っているときは、「明日があるさ」を選曲し、自分の動画を合わせて撮影する。そしてそれをシェアする。今日本の女子高生で大人気の「MixChannel」を自撮りに特化した感じでしょうか?

①自分の気持ちを、②動画や画像で編集・加工して、③シェアするという点で両社は共通しています。それがリア充なのか、自撮りの違いでしょう。元からある音楽を選曲できる点で、「开拍」の方が編集コストが若干低いのかもしれません。似た要素を持つ両社がどう発展するかは日中のコミュニティの差異を考える上でいい材料になりそうです。

 

参考、画像:“节操精选”新产品“开拍!”:潮流音频+UGC视频,化学反应有些炸裂…

アプリと連動して簡単に心拍数を測り、測定結果を管理することのできる「掌上心电」 #中国医療系スタートアップ

上海で行われた医療系スタートアップのピッチ・イベントの様子をお伝えするこの企画。ラストの7つ目のピッチは、アプリと連動することで簡単に心拍数を測り、測定結果を管理することのできる「掌上心电」です。

 

掌上心电-王长津

 

※過去参考

微信を使ったモバイル医療のプラットフォームを目指す「健康微能量」

エム・スリーと合弁で、110万人以上の中国医師が利用するポータルサイトを運営する「医脉通」

1億元(20兆円)の美容整形市場を狙う元Tencentディレクターの戦略的起業

名医の助手のような存在を目指す名医と患者のコミュニケーションを助ける、モバイルアプリ「传太医」

糖尿病患者のための血糖値管理デバイスとクラウドを提供する「糖护士」 ‪#‎中国医療系スタートアップ

医療のIOTを手掛ける「微心百源科技」 #中国医療系スタートアップ

 

  • 急性心停止の特徴

 

・急性心停止で亡くなる中国人は、1年で54.4万人。

・その中の88%が心拍数異常が原因で引き起こされている。

・急性心停止で亡くなる人の80%に前兆がある。

と前兆とそれが引きおこる原因がはっきりしています。しかし従来の機器では、測定精度が思わしくなく、測定結果の管理も難しく、その問題を解決することで、急性心停止で亡くなる人を減らしたいのこと。

 

  • アプリと連動してどこでも簡単に心拍数を測ることで、早期発見を

 

心拍数をアプリをダウンロードし、測定機器と連動させることで、どこでも簡単に心拍数を測定し、測定結果を記録できます。医師もデータを用いて患者を診断することができるので、より適切な診断を行うことができます。確かに病院で行ったことのある心電図の測定は大変煩わしかった記憶があります。

 

IT桔子沙龙-移动医疗-掌上心电演讲PPT

 

ピッチの最後で、モバイル医療と、モバイルヘルスの大きな違いを王长津氏は述べています。モバイル医療は専門科の指導の下、集められたデータは医療に大変参考にできます。一方でモバイルヘルスは、専門家の指導の下で使われていないデータが多く、参考にならない場合が多いです。これはモバイル医療はB向けに価値を提供しやすいと示唆していると思います。B向けに課金ができるかはビジネスモデルを確立できるかどうかを判断するかで大変大切な要素です。

 

参考、画像:IT桔子沙龙第33期活动小结:“互联网+医疗”风口上,机遇与挑战并存

掌上心电

IT桔子沙龙-移动医疗-掌上心电演讲PPT

医療のIOTを手掛ける「微心百源科技」 #中国医療系スタートアップ

上海で行われた医療系スタートアップのピッチ・イベントの様子をお伝えするこの企画。6つ目のピッチは、「微心百源科技」です。

 

微心百源-余冰

 

 

※過去参考

微信を使ったモバイル医療のプラットフォームを目指す「健康微能量」

エム・スリーと合弁で、110万人以上の中国医師が利用するポータルサイトを運営する「医脉通」

1億元(20兆円)の美容整形市場を狙う元Tencentディレクターの戦略的起業

名医の助手のような存在を目指す名医と患者のコミュニケーションを助ける、モバイルアプリ「传太医」

糖尿病患者のための血糖値管理デバイスとクラウドを提供する「糖护士」 ‪#‎中国医療系スタートアップ

 

伝統薬品企業、伝統インターネット企業、医療サービス提供者の3つが重なり合うところ(下図)を攻めよと、CEOの余冰はピッチで言っています。

 

IT桔子沙龙-医疗健康-微心百源PPT分享

 

現在出している製品は、24時間血圧・心電図や体温を管理してくれる「C-Watch」、ブルートゥースを使った無線の血圧器「蓝牙无线血压计」、などです。

 

C-Watch

 

引き続き、ソフトとハードの融合した医療製品を研究所などと連携して開発していくとのこと。

 

編集後記

IOT含むハード製品とWebサービスで求められるものって全く違うものであると今回の記事の執筆で感じました。Webサービス(C向け)は、ユーザーにいかに使ってもらうか、企業にいかに価値のあるコミュニティか認めてもらって広告を出してもらえるかの2つが肝だと思います。一方ハード製品は技術的な要素がより強く、現場のニーズもより強くなっていて、現場にいない人でないとなかなか理解できるものではないと思いました。というわ訳で、全く書けませんでした。。。これから頑張って勉強していきます。

 

 

参考、画像:IT桔子沙龙第33期活动小结:“互联网+医疗”风口上,机遇与挑战并存

IT桔子沙龙-医疗健康-微心百源PPT分享

微心百源科技

血圧管理のウェアラブルデバイス「37健康」 #中国医療系スタートアップ

9回の連載で、中国の医療系スタートアップを紹介していくこの企画。過去の連載は以下をご覧ください。5つ目の企業は、血圧管理のウェアラブルデバイスを提供する「37健康」です。CEOは代万辉氏。

 

37健康创始人代万辉

 

微信を使ったモバイル医療のプラットフォームを目指す「健康微能量」

エム・スリーと合弁で、110万人以上の中国医師が利用するポータルサイトを運営する「医脉通」

1億元(20兆円)の美容整形市場を狙う元Tencentディレクターの戦略的起業

名医の助手のような存在を目指す名医と患者のコミュニケーションを助ける、モバイルアプリ「传太医」

 

2013年に設立され、3、4か月でユーザー数を50万人に伸ばしています。血圧を測るハードウェアを販売し、アプリを通じて医師やユーザー同士のコミュニケーション・サービスを提供しています。しかし今回のピッチで彼が述べているように、今の中国でユーザー課金をするのは大変難しく、まずはしっかりと商品を販売していくと。その上でビジネスモデルを確立したいと考えているそうです。

 

37健康

 

2014年の3月に1000万元(2億円)のエンジェル投資を受け、さらなるサービス展開に力を入れていくところです。ハードウェアは参入障壁が低く、インターネットでどうユーザーを囲い込むかがカギとなりそうです。やはりすべてのtoC向け企業がどう顧客を囲い込んでコミュニティ化させるという方向=メディア化に進んでいるんでしょうか。

 

 

参考、画像:移动健康创业公司37健康获1000万元天使投资

IT桔子沙龙第33期活动小结:“互联网+医疗”风口上,机遇与挑战并存

妊娠にベストの体調管理を手伝ってくれる「Himama」がクラウド・ファンディングを開始

毎日中国スタートアップ界隈の出来事を140文字以内でお届けしていきます。

 

THE CHINA STARTUP ECOSYSTEM (1)

 

「Himama」。体に装着するだけで、妊娠に必要な状態を教えてくれます。睡眠が足りていないや、栄養が偏っているなど。さらにアプリを通じて、他の未来のママたちとシャアして交流もできるとのこと。詳しくはこちらより。

 

himama

 

画像、参考:新硬件+情趣内衣,把智能备孕交给Himama就够了

Himama智能备孕仪

糖尿病患者のための血糖値管理デバイスとクラウドを提供する「糖护士」 ‪#‎中国医療系スタートアップ‬

上海で行われた医療系スタートアップのピッチ・イベントの様子をお伝えするこの企画。5つ目のピッチは、糖尿病患者のための血糖値管理デバイスとクラウドを提供する「糖护士」です。

 

※過去参考

微信を使ったモバイル医療のプラットフォームを目指す「健康微能量」

エム・スリーと合弁で、110万人以上の中国医師が利用するポータルサイトを運営する「医脉通」

1億元(20兆円)の美容整形市場を狙う元Tencentディレクターの戦略的起業

名医の助手のような存在を目指す名医と患者のコミュニケーションを助ける、モバイルアプリ「传太医」

 

糖护士-李承志

 

  • やっているのは簡単なこと

 

デバイスを販売し、スマホに接続させます。インストールしたアプリを通じて、日々の健康管理を行い、そのデータをクラウドで医師が管理し、患者の状態を把握します。いたってシンプルな構造です。やはり他のスタートアップと同じく、医者と患者のコミュニケーションの無駄を効率化することに焦点が置かれています。医者不足をコミュニケーションの効率化で解決するのが1つの潮流かもしれません。デバイスは299元で、上海の日本料理屋さんでコース料理にお酒をいれるとこれぐらいの値段です。安くはないですが、サラリーマンなら買えないものではありません。

 

糖护士-1

 

  • 非常にセグメント化されているが、大きな市場

 

中国の糖尿病患者数は7000万人いるといわれています。「糖护士」を使っている人は現在、16万にしかいないのでまだまだ拡大の余地は大いにあります。ビジネス的観点からだと、「糖尿病」というを持っている人はかなり特定化された人たちだと思います。だからそこにリーチをかけたい企業にとっては、大変費用効果の高いマーケティング活動を行えるのではないかと。糖尿病のデータを食品企業などに販売などもできるのではと考えます。

 

  • ユーザーが楽しめる機能をいかに作れるか

 

糖尿病と向き合うという行為は、日常的な行為です。毎日の食事を記録するというのはなかなかめんどくさく、忘れがちな作業であります。それをいかに記録してもらうかが、こういった記録アプリの見せどころでしょうか。「糖护士」では、似ている病状の患者と繋がれるような機能などを設計しています。個人的な関心ですが、ネットでのコミュニティにおいて国での差異がどう表れるかは気になるところです。

 

糖护士-2

 

 

かなりシンプルなものでした。医療の最終的な着地点は、「医師と患者のコミュニケーション」であるので、そこをどう解決したいと思うのかが、医療系スタートアップにおいて求められる気質なのかもしれません。

 

参考、画像:IT桔子沙龙-移动医疗-糖护士演讲PPT

IT桔子沙龙第33期活动小结:“互联网+医疗”风口上,机遇与挑战并存

糖护士

名医の助手のような存在を目指す名医と患者のコミュニケーションを助ける、モバイルアプリ「传太医」 #中国医療系スタートアップ

9回の連載で、[link2post id=”1094″]中国の医療系スタートアップ[/link2post]を紹介していくこの企画。過去の連載は以下をご覧ください。4つ目の企業は、名医の助手となることを目指すモバイルアプリの「传太医」です。運営会社は北京泛宇精泰科技有限公司、創業者は苑光波氏で、以前はグローバル・メディカル系企業の市場部に勤めていたそうです。

 

传太医-苑光波

 

微信を使ったモバイル医療のプラットフォームを目指す「健康微能量」

エム・スリーと合弁で、110万人以上の中国医師が利用するポータルサイトを運営する「医脉通」

1億元(20兆円)の美容整形市場を狙う元Tencentディレクターの戦略的起業

 

  • 医師助手という概念がない中国医療

 

米国医療補助者協会に登録している医師助手は8000人いますが、中国国内では医師助手という職業はありません。しかしこのことは、中国280万人の医者が医療助手を必要ないことを表すのではありません。創業者の苑光波氏は「传太医」を通じて、現在の在り方を変えていくことを目標にしています。

 

传太医-2

 

  • 名医に特化したサービスを

 

中国の病院で最高ランクの三甲病院の名医に「传太医」は特化しています。というのも、北京の病院への患者の過度な集中が社会問題にまで発展しているという背景があるためです。

国立衛生研究計画出産委員会の統計によると、2013年時点で北京市内における三級病院の外来患者は既に3036万人、外来治療流動人口は1日平均70万人に達した。

引用:【医療衛生情報】北京は「全中国医療の中心」:毎日平均70万人が受診にやって来る

 

名医の助手のような存在になるべく、オンラインでの予約、決済、医師と患者が直接電話できるようなアフターサービスなどを行っています。マネタイズはおそらく先の話でしょうか。情報検索のためのサービスではなく、あくまでコミュニケーションを最適化するためのサービスなので、広告モデルは成り立ちにくく(特化しているのでスケールは見込めないのでなおさら難しい)、課金モデルが妥当でしょう。

 

传太医-1

 

数百万元のエンジェル投資を獲得し、まずは北京の市場を浸透させていくことを考えているそうです。

 

参考:IT桔子沙龙第33期活动小结:“互联网+医疗”风口上,机遇与挑战并存

 

1億元(20兆円)の美容整形市場を狙う元Tencentディレクターの戦略的起業 #中国医療系スタートアップ

1つ目は「健康微能量」、2つ目は「医脉通」を紹介しました。

参考:エム・スリーと合弁で、110万人以上の中国医師が利用するポータルサイトを運営する「医脉通」

微信を使ったモバイル医療のプラットフォームを目指す「健康微能量」

 

 

3つ目の[link2post id=”1094″]ピッチ[/link2post]は、美容整形のプラットフォームを目指す「新氧」です。CEOは金星氏で、前職はTencentのオンライン決済サービス「财付通」のディレクター。

 

新氧CEO金星

 

  • 2018年には1億元(20億円)に達する莫大な市場

 

每年約1000万人が整形を行い、その中で10万人が韓国で整形をしています。現在の市場規模は3000億元(6兆円)で、2018年には整形を行う人は3100万人に達し、市場規模は1億元(20兆円)を超える見通しです。韓国が人口6000万に対して整形病院が2600店舗(1店舗につき2.3万人)、台湾が人口2600万に対して整形病院が2000店舗(1店舗につき1.3万人)であることを考慮した上で、現状中国が人口14億人に対して整形病院が8000店舗(1店舗につき16万人)を見ると、各国の割合まで10倍もの開きがあり、かなり成長が見込まれます。

さらに大手検索サービスBaiduの広告収入の3分の1を医療関係の広告が占めるという確かな現状。そして整形手術を終えた70%の人が後悔をしているという確かなニーズ。顕在化しているニーズと大きな市場を、インターネットを使って見事に狙った戦略的な起業です。

 

新氧-1

 

  • ユーザーにとって最高のサービスを

 

ユーザーは毎日平均5回以上アプリを起動し、平均滞在時間は15分になっています。EC・SNS・レビューの機能を通じて、ユーザーに適切な医師や情報を得るのが理念です。登録ユーザー数は2015年2月時点で280万人。

SNSの機能を始めた当初は、「整形というきわめてプライベートな部分をネットという公な場所でシェアするだろうか」という不安があったそうです。しかしふたを開けてみると、整形をするような人はコミュニケーション欲求が強いため進んでシェアし、今では毎日平均6000ものトピックが生まれています。

手術者が特に不安なのが、術後の経過をどう判断するか。その課題に対しては、日記で共有できる機能を提供することで解決しています。

 

新氧-2

新氧-3

 

 

さらに患者を担当した病院が示されており(上図1枚目左上)、すぐにそのページに飛ぶことができます。ここでは他に手術を受けた人の術後経過を読むことや、病院のレビュー、もちろんオンライン予約もできます。

 

新氧-4

 

 

中国SNSの特徴ですが、達人というVIPユーザー(プロピッカーみたいな人たち)がおり、ここでもそれが機能しています。フォローワー数が数千を優に超え、コメント数も100を簡単に超えます。ユーザー数の10~15%がSNS機能を利用しているそうです。

 

新氧-5

 

  • ネットとリアルを繋げた体験型の消費を

 

「日記を読む→病院を選ぶ→オンライン予約する→治療を受ける→施術後の管理をする→日記を読む・・・」

というサイクルの確立を目指しています。収益のパターンとして、

a、広告掲載収入:ユーザーが病院を選ぶときに関連病院として表示させる。

b、広告成果報酬収入:ユーザーがオンライン予約をした際に一定の支払い

c、施術量に対する一定の手数料収入;ユーザーが病院に対して施術量を支払った時の一定の手数料

d、ユーザーor医師or病院に対する有料課金

などが考えられますが、cが最も優れた課金でしょうか。(中国の医療広告ガイドラインなどは要検討しなければならない)一回当たりの消費金額が大きいため、ここを手数料として収益化できれば非常に大きなビジネスにすることができます。2015年2月時点で、月額での注文数が2000件、流通金額は1000万元(2億円)で、毎月100%の成長を実現しているとのこと。2014年12月には2000万ドルの資金調達を終え、ソーシャルファイナンス企業と連携しサイト上で分割支払いに対応、病院向けへのマーケティング支援と、様々な施策を打っていくと腾讯科技のインタビューで答えています。

 

 

 

新氧-6

 

 

 

 

参考、画像:新氧CEO金星:互联网将如何改变整形行业

新氧CEO金星:互联网将如何改变整形行业

从社区到电商 O2O平台新氧这样做整形生意

IT桔子沙龙-移动医疗-新氧演讲PPT

新氧推出无忧计划,医美O2O市场升温

 

エム・スリーと合弁で、110万人以上の中国医師が利用するポータルサイトを運営する「医脉通」 #中国医療系スタートアップ

1回目のピッチは、中国のコミュニケーションプラットフォームである微信上で、患者・医師・病院をつなぐサービスを提供する「健康微能量」を紹介しました。

参考:微信を使ったモバイル医療のプラットフォームを目指す「健康微能量」

 

2回目のピッチは、日本でも屈指の営業利益率を誇る企業として有名な「エム・スリー」と合弁で、「医脉通」を展開する北京金葉天盛科技有限公司です。創業者は田立平氏。

 

医脉通-4

 

医脉通-1

 

 

  • 医師が情報を集めるための無駄なコストを削減したい

 

質が悪い、更新が遅い、検索の便が悪いインターネットの医療環境を解決するために生まれたのが、「医脉通」です。理念にも医師の貴重な時間を効率することを掲げています。2006年にローンチ以来、医師会員に対して最新の医療関連ニュースなどの定期的な配信、製薬企業から医師向けに医療情報をお届けする「e信使」(中国版MR君)を通じて、8年目で110万人の会員を突破しています。医師個人の興味関心に合わせた情報の提供を積極的に進め、医師の時間の効率を最大限にできるよう展開していくそうです。

 

医脉通-2

 

 

  • 医師に最適な医学を

 

[link2post id=”1112″]「健康微能量」[/link2post]は医師と患者のコミュニケーションの増大に焦点が当てられていましたが、「医脉通」は医師にのみフォーカスを当てています。他に提供しているサービスには、「全医药学大词典」や「新编临床用药参考」等の医師向けソフトウェアやアプリがあります。どちらも100元以上する製品です。[link2post id=”1094″]ピッチ[/link2post]で使われた下図を見ると、医師と医学の領域に焦点を当て(赤線で囲まれている部分)、医師が集まる場所を作ることで、医薬品会社のマーケティングを支援する(右向けの→)ことが事業領域であることが分かります。

 

医脉通-3

 

  • 医師の診療知識倉庫プラットフォームを目指して

 

医学情報、臨床事例、臨床指南、Eラーニング、SNS、医学文献、医学カンファレンス、医学資源を医師に提供し、診療知識倉庫として医師のプラットフォームの役目を引き続き果たしていきたいとのことです。さらには電子カルテの共有?など新事業も行っていきたいとのこと。

 

医脉通-5

 

  • まだモバイル医療にチャンスはある

 

[link2post id=”1094″]ピッチ[/link2post]の最後には、この業界(医療業界)を十数年やってきて、まだ解決できていない部分はあり、市場にチャンスはまだあると田立平氏は言っています。中国版エム・スリー「医脉通」が医師でのプラットフォームを取ってからの今後の展開に注目です。

 

参考、画像:IT桔子沙龙-移动医疗-医脉通演讲PPT

中国における合弁事業開始に関するお知らせ

中国の医師会員数が100万人を突破

IT桔子沙龙第33期活动小结:“互联网+医疗”风口上,机遇与挑战并存

 

微信を使ったモバイル医療のプラットフォームを目指す「健康微能量」 #中国医療系スタートアップ

今日から9回連続で、[link2post id=”1094″]上海で行われたモバイル医療のピッチイベント[/link2post]で登壇した9つの企業のサービスを紹介していきます。まずは、「健康微能量」。2014年6月に、シリーズAで400万ドルの調達を行なっとことで、モバイル医療では国内最大の出資として注目を集めています。

 

健康微能量-7

 

運営会社は、北京世康怡生健康科技有限公司、CEOは中国No2の精華大学のMBAを取得した、钟宏。前職はサムスンの市場部だったようです。

 

钟宏

 

 

  • 1人の患者に3分しか時間をかけられない医師を助けたい

 

健康微能量」の現在の主要なサービス提供者は、病院・医師・患者です。それぞれが専用のアカウントを持つことができます。医師は下図のように個人のアカウントを持つことができ、患者は微信を通じて医者と直接連絡を取ることもでき、もちろん微信から病院に予約や決済を行うことができます。(微信は電話番号と接続されています。)

ローンチから半年たった2014年7月時点で、20万人強の患者を扱い、300の病院、1900の専門科、5000名の医者が登録しています。北京と上海の3級医院(市全体を対象として高度な診療を行う大規模病院)の60%をカバーしています。

少しでも医者や病院の負担を減らすことで、医師と患者がコミュニケーションをする時間を増やしたいと钟宏は述べています。

 

※中国系の国公立病院は,規模や役割によって1級~3級にカテゴリー分けされています。各居住地域に設置されている社区衛生服務中心は1級医院のカテゴリーで,日常の診療のほか地域住民の健診や予防接種なども行う地域密着型の病院です。2級医院は主に市内各区を対象に総合的に診療を行う中規模病院で,3級医院は市全体を対象として高度な診療を行う大規模病院です。

引用:在外公館医務官情報中国(上海周辺)

 

健康微能量-8

 

  • 医薬会社や保険会社を結びつけるビジネスモデルを

 

現在の主な売り上げは、患者への有料会員サービスと病院・医者への付加価値サービスへの課金ですが、今後は医薬品会社や保険会社に対して、患者向けの精度の高いパーソナライズされた広告の運用代理、彼らへの情報提供やコンサルを行っていくそうです。基本的な機能は無料で扱うことができ、今後も医師と患者への便宜を第一に運営していくそうです。

 

健康微能量-9

 

  • 全国の患者が、「健康微能量」を通じて、適切な医師を発見できるプラットフォームを目指して

 

 

このサービスによって、病院と患者という関係から、医師(あるいは専門科)と患者というよりオープンでフラットな関係が築けるようになったと言えます。末端ユーザーである患者と医者が集まる場所を作れたことで、医薬品会社や保険会社にとっても魅力的な空間になったと言えるでしょう。さらなる病院との連携や全国展開をこらからも推し進めて、全国的な医療関係者のプラットフォームを目指していきます。[link2post id=”1109″]ピッチ[/link2post]では、「病院の分散化」をキーワードに钟宏は挙げていました。今まで病院が担ったていた機能を、「健康微能量」は担っていくことになるでしょう。

 

  • まとめに代えて

 

健康微能量」の最大の成功要因は、中国人にとっての生活の必需品である微信上で病院・医師・患者を結びつけたことでしょう。中国で生活した人ならわかるかと思いますが、ここ数年で微信のプラットフォーム化はますます進んでおり、微信といかにサービスを接続させるかが非常に重要になっています。

患者と医師のプラットフォームを目指した「健康微能量」、日本に置き換えるなら、「LINE病院」でしょうか?中国での成功事例はすでに日本の一部の人は知っているはずです。どこがLINEと提携するのか、注目です。

 

 

参考、画像:健康微能量 – IBM

2014健康微能量获得移动医疗云平台领域单笔最大融资

健康微能量:服务医生的轻应用平台

 

中国版ブロゴス「观察者网」

ネットに論壇を作るのは、うまくいくのか?日本だとブロゴスがネット論壇の作成に一応の成果は残しているといっていいのでしょうか?論壇というからには、そこでコミュニティ、活発な議論が行われていることが、1つの条件ではないでしょうか?1つの記事300を超えるコメントを生み出している、Webメディアがお隣の中国にはあります。「观察者网」です。

 

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ブロゴスとレイアウトは似ていますね。やはりトピック記事を大きな画像でトップに持ってきています。下図のように、読後の気持ちを6段階で示すことができ、読者の参加を促すようなハードルを下げる工夫もされています。

 

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特筆すべきは、インフォグラフィック。下図は、この度のモーターショー。出展をみるに、こちらは転載ではなく、自前で作成しているようです。

 

guancha-2

 

引用:一周图说:上海车展前,关于国产车你要知道这些

 

日本では、シナプスがネット論壇の作成では一歩頭抜けていますが、中国ではどうなるんでしょうか。ネットでのコミュニティのあり方は各国にとってかない違ったものになりそうです。日本にはない中国の事例を見つけていきたいですね。

 

画像引用:HPより。

会員モデルで収益化する中国のバーティカル・メディア

中国のWebメディア「环球旅讯」がバーティカルメディアの目指す先ではないかと思いました。マネタイズの方法が秀逸で、THE BRIDGEが目指しているのもここだと思いました。

 

环球旅讯

 

月間PVは1500万で訪問者数は100万。旅行に特化したメディアなのですが、けっこうなPVを稼いでいます。2006年にローンチされ、2010年に登録者数、1.8万人。

 

さてどのようにマネタイズをしているかですが、会員モデルです。

 

环球旅讯 会員登録

 

会員ごとにランク付けされているのですが、ユニークなのは、ニュース投稿の欄が設けられていること。Googleニュースならぬ、Baidu新聞と、このメディアは連携しているようで、投稿すればBaidu新聞にも掲載されるようです。メディアとPRが合体した感じです。後は、年に1回の大規模イベントの招待、広告枠、小規模イベントの割引などがあります。

 

THE BRIDGEもPR機能を取り組み、発信量を増やすことで、レバレッジをかけようとしているのではないかと。PRはPRでお金をもらいつつ、記事は記事で取材をするというのは面白い取り組みであると思いました。

引用:THE BRIDGEがPR TIMESと提携、サイト内でのプレスリリース配信を開始

 

 

画像:HPより引用

 

 

 

 

 

「NEXT」を見て、中国のスタートアップに詳しくなろう!

海外のビジネストレンドを知りたいのならProductHuntウォッチを習慣化しよう。

 

ProductHuntは、主にシリコンバレーのVCやエンジェル、スタートアップ経営者が参画していて、日々出てくる新規サービスについて、PickUpして紹介しています。

 

NewsPicks西村さんの記事ですが、中国に特化したものもあります。(中国のサービスなので当たり前ですが。。。)「NEXTです。本家と同じコンセプトで、どんどんサービスをあげて、簡単にコメントできます。

「Next」を運営するのは、「36kr」という中国スタートアップ界隈最大のメディアなのですが、起業家と投資家のオンラインでのプラットフォームである「36氪融资」も運営しており、ここでのサービスのやり取りから、起業家と投資家のマッチングへと繋げるのが目的かと思われます。

 

next

 

こちらが本家。

 

product hunch

 

 

別の会社が運営するものですが、Webサイトをシェアする、Webサービスもあったりします。mixiが投稿されていたりします。

 

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引用:Webサイトを共有・評価する「风向网」が便利すぎてたまらない。

 

基本的に中国サービスはアメリカのものをまねることがほとんどなのですが、ローカライズ化の速さやお金の動きは、アメリカに引けを取らないんじゃないかと思います。中国のスタートアップに興味がある方はぜひチェックしてみてください。

 

画像:各HPより

Webサイトを共有・評価する「风向网」が便利すぎてたまらない。

久しぶりに当たりのWebサービスを見つけました。Webサイトを共有・評価する「风向网」。ありそうでなかったサービスです。マネタイズは広告がメインで、課金は行っていません。Similarwebによると月間PVは10万。この数字だとマネタイズはできていませんが、2012年に成立して以来資金調達も行っていないようで、ビジネスとしてはどうなんでしょう。

 

しかし使い勝手は大変良いです。トップページから自分が気になるレイアウトやタグ付けからサイトを探すことができます。

 

风向网-2

 

风向网-1

 

サイトに飛ぶと、

 

风向网-3

 

シェアした人、評価などを見ることができます。サイトそのものを見たければ、飛ぶことができ、そのままシャアしたりすることができます。

 

このサービスですが、インターネット好きにはたまりません。さらに外国人が外国のサービスを見るときにわからないのは、「メジャー感」。「王道で売れそうな感じ」が分かりません。それを助けてくれるのが彼らの口コミです。雰囲気としてこのサービスいけているんだなというのがなんとなくわかります。

※メジャー感については、こちらをご参考ください。「Webマーケティングのプロから学ぶシェアされるコンテンツの作り方!

 

いけてるWebサービスを探す際にこれは重宝します。ただスケールしそうにはないので、どこかが資本を入れて永続してれることを願います。

 

画像:HPより

 

日本人が理解していない中国最大のスタートアップ「Xiaomi」の目指す世界

4月6日はXiaomiの5周年記念でした。2010年4月6日北京中关村の保福寺桥银谷大厦807室で14人が一緒にお粥を食べて始まったXiaomi。わずか5年でその時価総額は450億ドルに。世界で最も注目を集めるスタートアップの1つです。

 

xiaomi 5周年

 

日本人にとって謎が多いXiaomiという企業。Xiaomiはただのメーカーと思われがちですが、実は、スマフォ、タブレット、テレビ、セットアップボックス、ルーターの5つをコア製品としながらも、投資を通じてあらゆる産業に革命を起こそうとしています。すでに27社に投資を実行し、将来的には100社まで投資先を増やすとのこと。

 

Xiaomiの内部に精通したとある経済新聞記者が言うには、Xiaomiには3つの要素があります。

 

1:第一のXiaomi

スマフォ(タブレット含む)、テレビ(セットアップボックス)、ルーターの三大ハードウェア・メーカー

 

2:第二のXiaomi

MIUIおよびモバイルインターネットサービスの生態系

 

3:第三のXiaomi

100企業への50億ドルの投資を通じて作る生態系

 

日本で語られるXiaomiはハードウェアとしてのXiaomiですが、それはXiaomiを語る際の1つの要素にしか過ぎません。確かに1のXiaomiだけを見ればパクリ・メーカーとしてのXiaomiしか見えないのかもしれません。しかし2と3のXiaomiを見れば、彼らが描いている世界がもっと大きな壮大な世界であることが分かります。

 

次の5年で、Xiaomiの次の競争相手はGoogleに変わっていくでしょう。現在は電気自動車への参入を否定していますが、いずれ参入します。

 

スマフォ・メーカーではない別のXiaomiにも、日本人は目を向けなければなりません。

 

 

参考:小米投资生态打法:已投资27家公司,目标是投资100家公司

小米五周年,从几张图看看中国创业故事

画像:小米投资生态打法:已投资27家公司,目标是投资100家公司

美女が起こしてくれる神アプリの「女神叫你起床」が2億人の若者のプラットフォームへ

あなたはこんな神アプリが中国にあるのをご存知でしょうか?その名も「女神叫你起床」。日本語に訳すと、「女神があたなにモーニングコール」とでも訳しましょうか。

朝起きれない人のために作られたアプリで、自分の気に入った女性をフォローし、彼女たちにモーニングコールをしてもらうのです。

以下のように女性の写真一覧が出ますので、

 

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自分の好きな女性をフォローして、目覚ましをセットします。時間になれば以下のように、起こしてくれます。メッセージは録音です。

 

xingxing-1

 

ユーザー数は約400万人、アクティブユーザー/日は10万人。まだマネタイズはできいませんが、CEOの刘俊告がいうには、広告とゲームで収益化を図りたいとのこと。さらには女性にプレゼントを送ったり、電話機能を入れたりと粘着性も高め、若者向けSNSのプラットフォームになることに自信を見せています。ゲームフィケーション的な要素をいかに入れられるかが、マネタイズのカギであると思います。ターゲットとしている15-25歳までの人口は2億人と大きなマーケットであるので、フリーミアムモデルは成立しやすいのではないかと。

 

日本にも「美女が起こしてくれる」というコンセプトで、「お疲れさんアラーム」というアプリがあるようです。しかしその美女はあらかじめアプリ側で設定したグラビアで、CGM的要素はなく、スケールは一段と難しそうです。

 

フリーミアム課金にしろ、広告にしろ、トラフィック数がものをいうので、いかにCGMでレバレッジをかけてユーザー数を増やすかがメディア発展の鍵を握りそうです。

 

参考:“醒醒”的晨起社交:垂直化场景上的工具社交试水与转型

画像:アプリより筆者スクリーンショットで作成