〜PM専用のSNS、木材売買プラットフォーム、ブラウザでつぶやける〜「週刊中国おすすめアプリ」vol.1 

にーはお!日曜日いかがお過ごしでしょうか?

プログラミングの勉強も兼ねて、中国に特化したProductHuntを作り始めたこの頃です。

 

週刊中国おすすめアプリとWebサービスと題して、気になったアプリなどを紹介します。出典は中国一のスタートアップ・メディアの36krが運営するアプリやWebサービスを共有するNextより。今週は3つです!

 

PMCAFF-中国互联网产品经理第一社区

 

PMCAFF-中国互联网产品经理第一社区:在_App_Store_上的内容

 

PMのためのSNS。トピックを立てたり質問することができます。月額1000円とかで課金できそう。

 

木集市(Mujishi)

 

木集市_—_专业的木材交易平台

 

木材売買のプラットフォーム。スモールBがたくさんいそうな領域で、有料会員や広告での収益化とスケール化が両立しそうです。

 

免槽(Miancao)

 

兔槽

 

インストールできなかったのでよく分からないですが、おそらくブラウザ上で「つぶやき」ができるサービスではないかと。ニコニコの弾幕機能をどのページにでもできるようにした感じです。将来的には、動的にコメントが表示されそうな気がします。「どこでも弾幕!」のようなキャッチ・コピートともに。

 

中国スタートアップ 三国志(2)〜検索を軸に成長するも、O2Oに乗り遅れた百度(バイドゥ)〜

にーはお!前回に続き、中国スタートップ、インターネット業界を牛耳るBATについて解説していきます。前回のを読んでいない方は、先に目を通しておくことをお勧めします。→「中国スタートアップ 三国志(1)〜エコシステムを構築するBAT〜

今回は百度(バイドゥ)についてです。三国志で乱暴に例えると蜀でしょうか。一番弱いものの、諸葛孔明という絶対的な逆転の切り札を持っています(結局逆転はできませんでしたが・・・)。では百度(バイドゥ)にとっての諸葛孔明はなんでしょうか?それを紐解いてみます。

 

百度(バイドゥ)の事業

 

検索サービス中国国内シェアNo.1の百度(バイドゥ)の事業戦略を分析します。分析に当たって百度(バイドゥ)について簡単に触れておきます。

百度(バイドゥ)は李彦宏氏によって設立されました。李彦宏氏は北京大学を卒業後にニューヨーク州立大学へ留学、Dow Jones & Company, Inc.やInfoseekなどを経て中国帰国後の2000年1月にBaidu, Inc.を創業しました。サービス開始当初はグーグルのシェアが圧倒的でしたが、2002年にMP3検索ファイルを提供することでグーグルとの差別化に成功し、その後も急成長を続け、2005年5月ナスダックに上場しました。

日本への進出では、2006年12月に日本法人であるバイドゥ株式会社を設立。2007年3月には日本語版サイト「Baidu.jp」のベータ版サービスを開始しています。2008年1月23日に「Baidu.jp」の本格サービス開始し、2011年12月Andorid™日本語入力アプリケーションSimejiを事業取得しています[1]

 

百度(バイドゥ)の強みー検索エンジンと地図検索

 

図1 インターネット広告市場シェア(2015年度Q2)[2]

 

家田 卒論最終

 

中国国内での百度(バイドゥ)は圧倒的で、2015年Q2の中国インターネット広告市場において、3位のGoogle中国の9.2%と2位の阿里巴巴(アリババ)の26.5%を大きく引き離し、39.3%で首位です。

図2 地図検索サービス(2015年9月)[3]

 

家田 卒論最終 2

 

さらに地図検索サービス百度地図(バイドゥ地図)は「2015年第1季度中国手機地図用戸観測研究報告」によると、阿里巴巴(アリババ)系列でもあるシェア第2位高德地図(Gaode地図)のシェア20.1%を大きく引き離し、65.5%と圧倒的シェアです。

図3 検索エンジン市場シェア(2015年Q1)[4]

 

家田 卒論最終 3

 

中国検索エンジンのシェアにおいては、ほぼ独占での81.4%を占めています。3つのグラフから分かるように、検索に百度(バイドゥ)の強みがあるのが分かります。エコシステムでいうと、ユーザーの流入部分をおさえています。

 

百度(バイドゥ)のエコシステム

 

2015年9月時点で百度(バイドゥ)が提供するサービスは検索サービス以外に、オンライン旅行予約サイトなど66も存在します。[5]この66のサービスが百度(バイドゥ)が作るエコシステムと言えるでしょう。

百度(バイドゥ)の中心的位置を占めるサービスを見ましたが、検索エンジンと地図検索に圧倒的強みを持っていることが分かります。しかし、他の領域においては強いサービス持っていないのが現状であり、エコシステムをうまく構築できているとはいえないでしょう。

それは2014年4月時点での百度(バイドゥ)、阿里巴巴(アリババ)、腾讯(テンセント)のエコシステムの状況についてまとめた表を見ると分かりやすいです。

表 百度(バイドゥ)、阿里巴巴(アリババ)、腾讯(テンセント)各社のエコシステムの比較[6]

 

阿里巴巴(アリババ) 腾讯(テンセント) 百度(バイドゥ)
流入 地図 高德地図 搜搜地図 百度地図
検索 淘宝、天猫 搜搜 百度
SNS 新浪微博、来往 微信、QQ
コンバージョン 共同購入 美团、聚計算 QQ团購、高朋網 糯米网、百度团購
EC 淘宝、天猫 易迅网、QQ網购 百度汇
ライフスタイル情報 淘点点、口碑網、丁丁網 大众点评
配車 快的打車 嘀嘀打車
旅行 淘宝旅行 芸龍 去哪儿網
決済 決済機能 支付宝 微信支付 百度銭包
提携ディーラー 提携ディーラー 銀泰、美宜佳便利店等 王府井百貨、新世界百貨、海底捞等 地図上的餐飲、酒店商家等

※ 各社が強い領域に黒文字、フォントサイズ大きめで表記しています。

 

表を見ると、阿里巴巴(アリババ)と腾讯(テンセント)は自社のサービスもしくは投資・連携先でエコシステムをすべて包括していますが、百度(バイドゥ)は3つの領域をカバーできておらず、しかもそれはSNSとライフスタイル情報、配車というエコシステムを構築する上で極めて重要な部分であります。

百度(バイドゥ)がエコシステムの構築に遅れをとった理由として、基幹サービスが検索エンジンや地図検索など高い技術を利用したものであるために、技術寄りの人材が集まりビジネスサイドの人材の確保が阿里巴巴(アリババ)と腾讯(テンセント)に比べて遅れたのかもしれません。

しかし2015年になってからはエコシステムの構築にかなり力を入れています。2015年6月30日に発表したのが、3年以内に200億元を「百度糯米」に投資する構想でした。その後、クラシファイドサイト「百姓网」に出資したり、O2Oクリーニングe袋洗(Edaixi)の1億ドルの資金調達にリード・インベスターとして参加するなど、O2Oへの取り組みを加速させています。

O2Oを今から攻めたとしても、SNSと購買、決済で腾讯(テンセント)と阿里巴巴(アリババ)からシェアを奪回するのは容易ではありません。

 

百度(バイドゥ)の本当の強みー自動運転

 

ただ百度(バイドゥ)には他社にはない圧倒的な強みがあります。これはエコシステムの枠外から出るものであり、阿里巴巴(アリババ)と腾讯(テンセント)が最も恐れているであろう百度(バイドゥ)の事業であります。

それは、自動運転車です。自動運転車が凄いのは、都市計画を一から覆すくらいのインパクトがあります。Googleも同じように自動運転に力を入れていますが、そのインパクトはGoogle vs トヨタ 「自動運転車」は始まりにすぎない (角川EPUB選書)に詳しく説明されていますので、ご一読ください。

2015年12月に、百度(バイドゥ)は自動運転を3年以内に実現する計画があることを発表しています。

ここまで読み解くと百度(バイドゥ)の強さは、単なるインターネット事業そのものよりも、検索や人口知能などを活用した「予想」にあるのではないかと思います。

現在の百度(バイドゥ)の時価総額は約6.5兆円で、阿里巴巴(アリババ)の約25兆円と腾讯(テンセント)の約20兆円と比べると、ややもの足りません。しかし自動運転が現実のものとなれば、両社を超すポテンシャルは十分に秘めているのではないでしょうか。

 

まとめ

 

  • 百度(バイドゥ)は検索エンジン、地図検索に強い。
  • O2Oはかなり出遅れてた。
  • 2015年からはO2Oに力を入れて投資している。
  • 自動運転が腾讯(テンセント)も阿里巴巴(アリババ)も有していない最大の武器。

 

次回は、BATのA、阿里巴巴(アリババ)を考察します。

 

参考

[1] Baidu「会社概要」

[2] 易観智庫「易観智庫:2015年第2季度中国互連網広告運営商市場規模達532.4億元」

[3] bigdata「2015年第1季度中国手機地図用户監測研究報告」

[4] 艾瑞「2015Q1中国搜索引擎市場規模156.4億元」

[5] Baidu「Products」

[6] 人人都是産品経理「O2O生態系統解析」

[7] 日経BP LAP「インターネット広告ではインプレッション効果こそ大切

※図と表は参考資料を元に全て筆者作成。

※一部、桁の表記ミスがあり訂正しました。

中国旧正月のお年玉キャンペーンに数十億円を投じるジャック・マーの本当の狙いとは?

にーはお!中国の旧正月に、腾讯(Tencent)が提供する微信支付(Weixinpay)とジャック・マー率いる阿里巴巴(Alibaba)が提供する支付宝(Alipay)を中心としたお年玉キャンペーンは2016年も大いに盛り上がりました。

大手各社が15年に展開した電子版紅包の総額は100億元(約1870億円)に達すると見られている。今月7日の大晦日に、WeChatは昨年の8倍となる合計80億8000個もの紅包を取扱いし、1秒当たりの最高発行数が40.9万個に上ったと発表した。

引用:お年玉もネット決済? 中国「電子版紅包」市場が熱い!

 

微信支付(Weixinpay)が支付宝(Alipay)に遅れているのか?

 

支付宝(Alipay)が決済サービスとして先行していて、微信支付(Weixinpay)がそれを追いかている構造であることは本稿を読まれている方ならご存知なはずです。中国人の方なら肌感覚で分かると思います。

だからお年玉キャンペーンは微信支付(Weixinpay)が新規ユーザーを獲得するためと支付宝(Alipay)がそれに対抗するための戦いでしょ?と思われる方が多いでしょう。

しかし両者のサービスが使われる場面を考えると、必ずしも微信支付(Weixinpay)が遅れているわけではありません。では支付宝(Alipay)がお年玉キャンペーンに参戦するのにはどういう意図があるのでしょうか?中国の著名テック・ブロガーの記事をもとに解説します。

さっき述べたように、お年玉キャンペーンの狙いは単なる微信支付(Weixinpay)による新規ユーザー獲得だけではありません。

支付宝(Alipay)の狙いとして、ソーシャル上での決済場面に支付宝(Alipay)を使って欲しいというのがあります。ここで言うソーシャル上とは、友達とご飯を食べに行った時に割り勘で支払う時や親とのお金のやり取りでオンライン支払いを行うことを想定しています。

なぜ、支付宝(Alipay)が「ソーシャル上」での決済を取りに行くかというと、単純に微信支付(Weixinpay)に遅れを取っているからです。

 

支付宝(Alipay)と微信支付(Weixinpay)の違い

 

ここで支付宝(Alipay)と微信支付(Weixinpay)がどういう場面で使われるかを整理します。

そもそも支付宝(Alipay)は阿里巴巴(Alibaba)が運営するC2Cのマッチングサイトの淘宝(Taobao)での決済ツールとして開発されたものです。瞬く間に中国で普及しました。

しかし前提として知らない人同士(売り手と買い手)の決済ツールとして使用されています。友達を追加して、個人間でのやり取りも行えるようになっていますが、個人送金の際に受け手の携帯番号やメールを入力して相手が承認をする必要があるなど若干面倒です。(安全面での強化を図っているとも言えますが。)

一方、微信支付(Weixinpay)は腾讯(Tencent)が提供するチャットツールの微信(Weixin)のアプリ内に備わっている機能です。

ですので、知り合い同士のお金のやり取りで使われることが多いです。食事の際に微信(Weixin)でグループを作ってその中で割り勘をする際に使われたりします。また旧正月でなくとも、グループ間で頻繁にお年玉を使って遊びます。個人間の送金で上記のような認証は必要なく、自分のパスワードを入力するだけで送金できます。

まとめると、支付宝(Alipay)は決済×ECでは圧倒的なシェアを持つものの、決済×ソーシャルでは微信支付(Weixinpay)におされている。それを挽回したいので、お年玉キャンペーン合戦に参戦しているのでしょう。

 

最終的に勝利を収めるのはどちらでしょうか。両者が仕掛ける新たなマーケティング手法に期待です。

 

参考:马云花2亿到底想买什么

中国スタートアップ 三国志(1)〜エコシステムを構築するBAT〜

にーはお!日本でも注目を集める中国のインターネット、スタートアップ。しかしまだどんなプレーヤーがいるのかが、日本のメディアからではなかなか分かりません。そこで中国のインターネット業界を動かしている主要プレーヤー3社の事業展開を考察することで、中国のインターネット、スタートアップの現状を探ってみたいと思います。

 

bat

 

エコシステムを構築する

一言で中国インターネットの現状を表すなら、中国のインターネットはBATと呼ばれる百度(Baidu)、阿里巴巴(Alibaba)、騰讯(Tencent)に集約していくと言えるでしょう。

これから説明していきますが、これらの企業はの様々なサービスに投資をしています。本稿ではそのような動きを「エコシステムを構築する」動きと名付けます。それでは、エコシステムとは何か、なぜエコシステムを構築しようとするのかをまずは考えてみます。

エコシステムを構築するとは、「O2Oにおいて、インターネット・ユーザーに自社のサービス(もしくは出資している自社系列のサービス)を使ってもらおうとユーザーを囲い込むこと」です。

O2Oとは「Online to Offline」の略で、ネット上(オンライン)から、ネット外の実地(オフライン)での行動へと促す施策のことや、オンラインでの情報接触行動をもってオフラインでの購買行動に影響を与えるような施策を表します。

インターネット・ユーザーの行動は、1つのサービス単独では完結しません。そのためユーザーの行動をすべて抑えるようなサービスの生態圏を構築する必要があります。

例えば友人とご飯を食べに行くためにレストランを予約する時の行動を考えてみます。

 

  • ユーザーは検索サービスを使い、「京都 ディナー」などと検索します。
  • 検索結果からユーザーは幾つかのサイトを閲覧します。実名制の口コミサイト、クーポン券が充実しているサイトなどを使うでしょう。
  • 電話をして予約をします。
  • 友人に予約したことを伝えるために、メール、チャットアプリ、SNSなどを使い、
  • 当日待ち合わせ場所に向かうために地図検索や乗り換え検索サービスを使用します。
  • 支払いは、クレジットカードや交通系マネーカードなど様々な決済手段で支払うことができ、
  • ディナーを楽しんだ後は写真共有サイトや口コミサイトでレビューを掲載して友人にシェアをします。

 

以上のようにユーザーが1つの行動をするために、様々なインターネット・サービスを使います。

あるSNSはライバル企業のECサイトへ飛ばなくするなどは中国だと普通にあります。

インターネット企業は自社のサービスでユーザーのすべての行動を完結させたいがために、自社で新規事業もしくは他社への出資や買収をすることで、自社系列としてサービスを提供する。つまりエコシステムを構築しようとします。

 

日本のエコシステム

もちろんこういった動きは日本でも行われていることです。

YAHOO!JAPANの事業領域を見てみると、検索エンジンだけに限らず自社で様々なサービスを展開しています。

 

事業領域_-_個人投資家の皆さまへ_-_IR情報_-_ヤフー株式会社

引用:IR情報 > 個人投資家の皆さまへ > 事業領域

 

楽天は、EC×金融を軸に様々な事業に進出しています。

 

楽天株式会社__ビジネスモデル___楽天の強み

引用:世界でも類のないビジネスモデル“楽天経済圏”とは

 

リクルートは、人生において意思決定をする場面で手助けとなるようなサービスを提供しています。

 

ビジネスモデルと事業領域|事業と社会性|RECRUIT_HOLDINGS-リクルートホールディングス-|リクルートグループ採用サイト

 

引用:ビジネスモデルと事業領域

 

BAT

一方中国では誰がメインとなってエコシステムを構築しているのでしょうか?中国ではそのメイン・プレーヤーを百度(Baidu)、阿里巴巴(Alibaba)、腾讯(Tencent)の頭文字をとってBATと呼んでいます。

ざっと各社を説明すると、百度(Baidu)は検索エンジンが主力でYAHOO!みたいな存在です。阿里巴巴(Alibaba)はECと決済に強く楽天に近い。腾讯(Tencent)はLINEとDeNA、Facebookを合体させたような感じでSNSが圧倒的に強い。

各社には強みと弱みがあり、それぞれをさらに強化したり補ったりするよう事業展開をしています。

次回以降では、BATがどのような分野に強みと弱みがあり、それと元にどのように事業展開しているかを考察します。

NewsPicksが中国に進出したら?

にーはお!本稿から、「○○が中国に進出したら?」シリーズを始めたいと思います。

 

企画の狙い

 

目的は日本企業の中国進出をケーススタディとして、中国のサービスにはどのようなものがあるか、中国市場ではどれぐらいの資金が動いているか、日本と中国でサービスの共通項や差異はあるのかなどを考え、日本には無い機能や視点を取り入れるのが目的です。

比較する視点は、

  • 市場規模
  • サービスの特徴
  • ユーザーの特徴
  • KPI
  • 資金調達
  • マネタイズ

などです。

第一弾は経済情報に特化したキュレーション・アプリのNewsPicks。

 

名称未設定 3

 

市場規模

 

矢野経済研究所によると日本のキュレーション市場は178億円(2014年)です。ICT総研の調べでは、ニュースアプリのアクティブユーザー数は3,385万人(2016年3月末)に達すると見られています。

易观国际によると、2015年4月時点で中国におけるキュレーションアプリとニュースアプリのアクティブユーザーはそれぞれ6,838万人、19,528万人います。

 

NewsPicks、华尔街见闻(WallStreetCn)、知乎(Zhihu)の特徴は?

NewsPicks

 

NewsPicks

 

  • 記事を全文表示する前にコメントを見せるなどコメント重視。
  • 独自有料記事。
  • プロピッカー制度、人気コメントから上位表示など編集色強い。
  • 匿名性から実名制に変更

华尔街见闻(WallStreetCn)

 

华尔街见闻App下载

 

  • 金融情報に特化したキューレション・アプリ。
  • 東洋経済オンラインのように様々な書き手がいる。
  • コメントした人にたいして、「中立」「偏向」のスタンプを押すことができ、良質な言論空間を保とうと維持している。押されたスタンプが多いほど、コメントで多く押されたボタンが光って目立つようになる。「よくない」ボタンも設置されている。
  • 人気コメントなどがなく、良いコメントにたどり着きにくい。
  • コメントは全文表示された後に、ページを右にスワイプすると表示され、コメントはあまり重視していない。
  • 神コメントが記事とは独立してカテゴリー分けされているものの、果たして意味があるのか?

知乎(Zhihu)

 

知乎(Zhihu) ロゴ

 

  • オールジャンルの質問投稿サイト、知恵袋中国版。
  • 特定のユーザーにメンションを飛ばして質問ができ、専門的な質問も見受けられ、議論も可能。
    • 例えばVCのパートナーにメンションを飛ばすことができる。
    • Uberのロゴが刷新した時に、スレッドが立てられ議論がされるなどかなり専門的なアクティブ。

 

3社を比較、やはり資金調達の桁が違う。

 

下の表で各サービスの、ユーザーの特徴、KPI、資金調達、マネタイズを比較しています。

資金調達で比べると、ご覧の通り桁が1つ違います。

しかしマネタイズに目を向けるとチャンスがありそうです。华尔街见闻(WallStreetCn)は金融情報に特化しており、情報はマクロ経済が中心で広告と相性が悪いです。一方NewsPicksは企業情報が多いです。すでにIBMとのブランド広告を展開していますが、中国でも同じモデルで挑戦できるのではないでしょうか。

 

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NewsPicksは中国市場で勝てるのか?

 

経済よりもさらに特化して、企業情報に特化してコメント欄をうまく見せることで、他のアプリにはない価値を提供できそうな気がします。

中国がユーザー先行獲得のため広告合戦に陥っている中、プロ・ピッカー制度や記事広告など、編集色を強くしてマネタイズもしっかり行うモデルで切り込むのが良いのではないでしょうか。マスを取りに行こうとすると資金規模でやはり難しそうです。

知乎(Zhihu)は、「よくわからない内容の記事があったら、コメント見るんじゃなくて質問して聞いてみる」ユーザーはたくさんいて手強そうですが、デザインやUI視点だとNewsPicksに軍配が上がります。

良質な言論空間の構築の点においては、「中立」「偏向」ボタンの設置などはNewsPicksも取り入れてもいいのではと思いました。「主観」「客観」ボタンなどが良いかもしれないですね。

まとめると、

  • コメントをうまく扱い、魅せる
  • 企業情報によりフォーカス

することで、他社と差別化し中国市場で生き残れるかもしれません。

 

他に中国で競合となりうる企業、NewsPicksの中国市場における強み・弱みなど、コメントお待ちしています。

 

参考:华尔街见闻CEO吴晓鹏:我们需要更多技术人员

黎瑞刚再出手 1亿元投资华尔街见闻

NewsPicks、登録ユーザー数が100万を突破~オリジナル記事の好評価も背景に

知乎 (C轮)

华尔街见闻 (C轮)

阿里巴巴(Alibaba)がMagicLeapに続き大きく動いた。約40億円を投じ韓国最大のエンターテイメントSMの株式4%を取得。次は講談社か?

にーはお!阿里巴巴(Alibaba)がMagic Leapに続きでかいことを。

「東方神起」「BoA」「少女時代」を生み出した、韓国最大のエンターテイメント企業SMに約40億円を投じ、戦略パートナーになったと腾讯科技(tech.qq)が2016年2月11日報じています。

 

名称未設定

 

阿里巴巴(Alibaba)によるMagic Leapへの投資はScrum Venturesの宮田氏が、「Eコマース×VR」の取り組みと解説しています。

消費者向けではゲームや映画などがVRの主流であることは疑う余地はありませんが、「VR x 小売」という取り組みも非常によく耳にします。

急速に普及しているeコマースですが、つきまとう問題が、「実際にものが見れない」「すでに持っているものと合うかわからない」などという問題です。Magic Leapが上述のようなものであれば、Alibabaで検索した家電製品や家具を家の中に実際においてみたり、色や形を変えて試してから購入することができるようなのかもしれません。

このような世界観が実現するとすれば、これまでにeコマースでは難しかった「高額商品」や「大型商品」もAlibabaで売れるようになるかもしれません。

引用:プロダクト非公開で時価総額5000億円となったMagic Leap。Alibabaが出資した意味、分かりますか?

それを踏まえるなら、今回の阿里巴巴(Alibaba)による投資はVRの最も熱い領域であるエンタメの補強に他なりません。兼ねてから、阿里巴巴(Alibaba)はエンタメやコンテンツ系企業の買収や投資を進めていますが、韓国最大のエンタメ企業と連携したのはびっくりです。

ライブをVRを通じて視聴して、アイドルが来ている衣装や関連ストラップ、楽曲を阿里巴巴(Alibaba)のプラットフォーム上で購買できるようにするのが狙いでしょう。

 

韓国の次は?

 

次に来るのは日本。水面下で話が進んでいてもおかしくありません。最初に仕掛けるのは腾讯(Tencent)でしょう。

「阿里巴巴(Alibaba)が韓国のエンタメを抑えるなら、腾讯(Tencent)もなんとか差別化をして日本を抑えよう。」となり、

講談社など日本の大手コンテンツホルダーに話を持ちかけ、「腾讯(Tencent)が講談社の株式5%を取得し、戦略的パートナーに。」というニュースが報じられる日は近いです。

そうなれば、次は百度(Baidu)が阿里巴巴(Alibaba)が乐视(LeTV)が奇虎360(Qihu)が小米(Xiaomi)が万达(Wanda)が・・・と挙げればきりがありませんが、日本のコンテンツを欲しがって中国企業が押し寄せてくるでしょう。

「え、中国資本が入るの?」とビビったところで、国内市場が縮小する日本企業の選択肢は限られています。

中国大手IT企業に食われる前に、黎明期のスタートアップに投資してそこに日本側が主導権を持ってコンテンツを投下すべきだったのでしょうが、すでに手遅れでしょうか?

しかし、今まで海賊版を中心に消費されてきた日本のコンテンツが、現地の大手企業主導で稼ぐ仕組みを作ることができる可能性もあり、とても楽しみでもあります。

 

参考:阿里1.95亿元投资韩国最大娱乐公司SM 占股4%

中国のインターネットを理解するには必読の書籍6選

にーはお!前回紹介した本は、スタートアップというより、中国そのものを理解する本でしたが、今回は中国のスタートアップ、インターネットど真ん中の書籍を紹介します。

上から手に取っていくと、中国インターネットを俯瞰的に整理できるでしょう。

 

中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立 (星海社新書)

中国で約10年ライターをやられている、山谷氏による、中国インターネットの歴史。中国のインターネットのビジネスモデルがどうなっているかという話より、中国のインターネットがどう発達したかを、通史で解説する本です。いつから中国政府はインターネットを管理するようになったのかなどが書かれていて、中国のインターネットを知りたいなら最初に読みたい本です。

 

チャイニーズ・ドリーム: 大衆資本主義が世界を変える (ちくま新書)

中国のインターネットの概要と歴史をつかんだところで、中国のインターネット業界がどのような特徴を持っているかを学びましょう。そこでオススメしたいのが本書。中国のインターネットを直接的に研究したわけではありませんが、中国の産業がどのような特徴を持っているのか、なぜ「パクリ」なのに先進国にはないイノベーションが生まれるのか、なぜ起業がこれほど旺盛なのかに整合的な説明を与えています。本書で議論されていることは、中国のインターネット産業にも当てはまる内容で、中国インターネットの可能性と課題を考える上で、非常に有意義な論点を提示してくれます。

 

リバース・イノベーション2.0 世界を牽引する中国企業の「創造力」

中国産業の構造を理解した上で、中国のインターネットやITで起こっている最新の事例を網羅的に理解するためにオススメしたいのが本書。小米(Xiaomi)、阿里巴巴(Alibaba)、腾讯(Tencent)、华为(Huawei)、乐视(LeTV)などを取り上げながら、中国発のIT企業がどうして世界的に成功を収めているのかを、「リバース・イノベーション2.0」という言葉を使い説明しています。時間がなく最近の流行りの中国IT企業をまずは知りたいという方は、これから読んでいいかもしれません。

 

Alibaba アリババの野望 世界最大級の「ITの巨人」ジャック・マーの見る未来

中国ITの全体像を理解できたところで、個々の企業を見ていきましょう。まずはもちろん阿里巴巴(Alibaba)。中国最大のIT企業がどのように生まれ、どのようにアメリカ企業に打ち勝ち、ニューヨーク市場まで登りつめたかを、時系列で整理しています。

 

ジャック・マー アリババの経営哲学

中国最大のIT企業を作ったジャック・マーとは何者か?に答えるのが本書。ジャック・マーが直接書いた本ではないですが、彼の思想が分かる名言がちりばめれれています。彼を通じて中国を引っ張るリーダーになるには何が必要かも教えてくれます。

 

シャオミ(Xiaomi) 世界最速1兆円IT企業の戦略

最後は中国最大のスタートアップ(企業価値5.4兆円)の小米(Xiaomi)の実態に迫ります。本稿を読まれている方で、小米(Xiaomi)をご存じない方はいないでしょう。しかしただの格安スマホメーカーとしか認識していない人がまだほとんど。本書を読んで思ったのは、小米(Xiaomi)は「メーカー」でも「インターネット」企業でもなく、小米(Xiaomi)という「ブランド」を展開している会社なのではないかということ。Googleでも9年かかった売り上げ1兆円を、創業5年で達成した小米(Xiaomi)の強さが書かれています。

 

シャオミ 爆買いを生む戦略

彼らの真骨頂であるマーケティングを責任者自らが語った一冊。微博(Weibo)での最高リツイート数(200万回)を打ち立てた小米(Xiaomi)マーケティングの凄さはどういった思想から生まれてくるのかを豊富なイラストと具体例をもとに解説しています。『宇宙兄弟』や、『ドラゴン桜』の編集を手がけてきたコルク代表取締役の佐渡島氏も勧める一冊。最後の紹介になりましたが、今回の中で最もオススメする一冊です。

 

どうでしたでしょうか?どれも面白いのですが、唯一不満なのは中国インターネット業界内での戦いが書かれた本がないことです。百度(Baidu)、阿里巴巴(Alibaba)、腾讯(Tencent)を軸に、饿了么(Eleme)や美团(Meituan)などの新興企業が勃興するまさしく戦場。将来的に『中国スタートアップ 三国志』みたいなタイトルで書籍を自分で書きたいものです。

中国に留学する、中国人と働くなら絶対に読んでおきたい中国書籍20選+α

にーはお!筆者が中国に初めて触れたのは小学5年生の時に友達のプレステでした「三国無双3 猛将伝」です。一番やりこんだのは「真・三國無双4」です。懐かしい。

 

真・三國無双4_オフィシャルサイト

画像引用:真・三國無双4 オフィシャルサイト

中学で三国志(歴史)にはまり、大学では縁あって、中国関係の学部に入学しました。それ以来政治や経済に関する本も読むようになり、中国に関連する本もかれこれ100〜150冊ぐらい読みました。

そんな中から、絶対に読んだ方が良い中国本をジャンル毎に合計20冊あげました。

選んだのは、中国研究者が書くものしか取り上げておらず、かなり読み応えがあります。でもいきなり研究者が書く本はちょっとという方にお勧めしたいのが、橘玲氏による中国論です。

橘玲氏は資産運用において、国家と個人のリスクを切り離すことを提言してきた作家で、数多くの資産関連本を世に送り出してきました。また近年は進化論の視点からも数多くの本を書いています。

そんな橘玲氏が書く中国本とは?はじめにとあとがきから氏がこの本に込めた思いを引用します。

日中の関係が難しい時期を迎えた今こそ、一人ひとりが中国について驚き、考えてみることが大切ではないだろうか。(はじめにより)

 

国家の歴史認識と個人の人間関係を切り離せばいい。国家同士のくだらないを離れてつきあえる友ができたなら、これほど素晴らしいことはないだろう。(あとがきより)

 

研究者から見たら粗い議論もあるかもしれませんが、参考文献は本稿でもあげているものもあり、極めてまっとうな中国論に仕上がっています。下にあげる本は少しハードルが高いという方は、まず橘玲の中国私論—世界投資見聞録をお勧めします。

橘玲の中国私論—世界投資見聞録で深掘りしたいところができた方は、ぜひ以下の書籍を手に取ってみてください。

あなたの中国に対する認識を深め、もしくは変えてくれるでしょう。

 

現代中国

 

日本と中国、「脱近代」の誘惑 ――アジア的なものを再考する

2015年6月に出版された本。昨今の日本政治の流れを汲んだ内容で、日中関係が思わしくない理由に整合的な理由を与え、それをどう解決べきかの道しるべを示してくれます。学生団体などで直にアジア圏の若い学生と関わる人には、理論的一冊としてぜひ読んで欲しい一冊。

「壁と卵」の現代中国論: リスク社会化する超大国とどう向き合うか

同じく梶谷壊氏による現代中国論。中国が抱える地方債務や人権、農民工など様々な問題を経済理論や歴史などから分析しています。他の本よりは身近に感じる話題が多いので、飽きずに読み通すことができます。

 

歴史

 

新・図説 中国近現代史―日中新時代の見取図

1840年のアヘン戦争から現代までを振り返った一冊です。見開きで文章と図表で説明されていて、辞書として持っておきたい一冊です。

中華人民共和国史 新版 (岩波新書)

中華人民共和国成立後から1999年までの歴史を通史で振り返っています。

中国史 上 (岩波全書 295)

世界的に有名な中国歴史研究家の宮崎市定氏による、中国史5000年の概説書。

蒼穹の昴 全4冊合本版 (講談社文庫)

これを書くために作家になったと言われる浅田次郎氏による中国清末の物語。中国がどのように近代を迎えようとするのか、さらにその葛藤を登場人物に感情移入して読み進めることができます。また小説であるため、1人1人にスポットライトが当たります。歴史を動かすのは1人の1人の人間。中国もたくさんの人間が積み重なってできた国であると改めて認識できます。泣かずには読めない名作中の名作。

 

政治

 

現代中国政治[第3版] -グローバル・パワーの肖像-

中国の政治がどのような仕組みで動いているかを解説した一冊。著者は中国政治研究第一人者の毛利和子氏。

現代中国の政治-「開発独裁」とそのゆくえ (岩波新書)

現在の中国政治を開発独裁と捉え、中国の民主化の可能性を説いています。

 

外交

 

膨張する中国の対外関係―パクス・シニカと周辺国

中国関連では日本最大の学生団体「日中学生連盟」の顧問も務められている天児氏らによる中国外交研究本。中国内部の視点だけでなく、アメリカや東南アジア諸国などとはどういう関係にあるのかを丁寧に解説した一冊。

 

経済

 

現代中国経済論 (シリーズ・現代の世界経済)

日本の研究者たちによる現代中国を経済の視点から解説した教科書。

中国台頭の終焉 (日経プレミアシリーズ)

いわゆる中国悲観論。しかし言葉だけで煽る嫌中本とは違い、様々なデータを用いて中国経済を分析しています。梶谷氏とはブログ上で互いの本への批判を行っており、それもまた魅力です。

チャイニーズ・ドリーム: 大衆資本主義が世界を変える (ちくま新書)

なぜ中国は「パクリ」大国なのにこれほど急速な経済成長を遂げることができたのか?携帯電話産業などを例に、中国流のイノベーションを解説しています。小米(Xiaomi)の成功理由はこの本から読み解くことができます。

 

社会

 

近代中国史 (ちくま新書)

中国とは何かという疑問に、貨幣システム・財政制度・市場秩序などの視点から説明を試みるのが本書です。経済や政治の視点以外からの中国の特有さを知ってみたい!という方にはオススメ。

中国の市民社会――動き出す草の根NGO (岩波新書)

このタイトルをみて、おかしいと思った方は多いのではないでしょうか?「共産党一党独裁の国にNGOなんてあるのか?」中国でどのようにNGOが発展してきたのか、今後展望するのを考察しているのはもちろんのこと、一党独裁にも関わらずNGOが活躍する中国社会の多様性を再認識できます。

中国問題: キ−ワードで読み解く

題名を見ると、嫌中本と疑ってしまいますが、第一線で活躍する中国研究者による、最新の中国研究を集めた重厚な一冊です。中国はどこに向かうのだろうと思う方は多いでしょう。それに対する簡単な答えは用意されていませんが、それを考えるヒントを11の分野から教えてくれます。

 

コミュニケーション

 

中国人の心理と行動 (NHKブックス)

中国人に友達がいる方なら、「なんでこんな行動をするのだろう?」と一度は思ったことがあるでしょう。その謎を、「面子」「関係」「人情」の3つの視点から解き明かす中国人論。「なんでこんな行動をするのだ!」と怒る前にこの本を手に取ることを勧めてみます。中国人の友達と一緒に読んだのですが、「この本すごいね。」と言っていました。

 

文化

 

中国という世界―人・風土・近代 (岩波新書)

中国研究の大家、竹内実氏による中国入門書。大学入学後はじめに読んだ中国本。大学の先生がまずはじめに生徒に読んで欲しいと渡した本。

 

日中関係

 

日中国交正常化 – 田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦 (中公新書)

日本と中国は何を揉めているのか?国交を回復するときにきちんと決めたのではないのか?当時の政治家、官僚はどのようにして中国と国交を回復したのでしょうか?日中関係を論じるなら、まずはどうやって戦後日本と中国が握手したのかを考えませんか?

日中関係―戦後から新時代へ (岩波新書 新赤版 (1021))

中国政治研究大家である毛利和子氏による、一般向けの日中関係論。戦後から2005年までの日中関係を通史的にまとめられており、基本的な事項を抑えるとともに、両者の関係をどう捉えるかを理解するには最適な書。

 

台湾

 

台湾―変容し躊躇するアイデンティティ (ちくま新書)

中国を語るうえに外せない台湾。どうやって中華民国、そして台湾が生まれたのかを考えることで、昨今盛り上がる台湾総選挙の「面白さ」が見えてくるのではないでしょうか。

 

 

みなさんのオススメの中国本はありますでしょうか?ぜひオススメ本とともにNewsPicksでもコメントしてくださいm(_ _)m

 

月刊中国スタートアップ1月号 おすすめの記事10選

にーはお!中国スタートアップの1月の主要ニュースをまとめて発信する、「月刊中国スタートアップ1月号」です。

 

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他の媒体へのリンク(無料公開)と、筆者が日刊マガジンとして有料販売しているコンテンツから特に重要だと思われる中国スタートアップのニュースを再添付しています(有料販売)。

日刊マガジンでは、ほぼ毎日中国のインターネットにまつわる情報を1記事300〜400文字で発信しています。詳しくはこちらから。

日刊マガジンと同じ内容になっていますので、日刊マガジン購入者は間違えて購入されないようお願いします。

これだけはチェックしておきたい中国インターネット主要ニュースTOP5

中国テンセント、ドローン参入 年内に独自商品

インターネット企業大手がドローンに参入。

中国の100万都市もIT普及はすごかった (1/2)

10年以上中国でライターを務める山谷氏による、中国人がインターネットをどのように使っているかの実態調査。写真付きで非常にわかりやすいです。中国に行ったことがない方は必読。

中国へのVC投資、過去最高の370億ドル-米国と肩を並べる存在に

中国のVC投資は前年比2倍の爆速成長を遂げています。

スマホで失速のシャオミ ウェアラブルでは急成長中

小米(Xiaomi)の2015年販売台数は7000万台超えとなったものの、当初予定していた1億台には到達できず。次回の資金調達で時価総額を下げるとも噂されています。

ウーバーの中国部門、新資金調達で評価額70億ドルに

Uberが新たなに資金調達を行いましたが、GoogleやFacebook、Twitterも勝てていない中国市場で勝てるか?

中国インターネットのトレンド10選

以上は日本語メディア(日経とWSJが中心)で報道されている中国のインターネット情報ですが、報道されないだけで中国側の動きはまだあります。

世界一の経済大国に近づいている中国のニュースはこれだけでありません。特にモバイルでは日本を抜き去り、アメリカに迫る勢いで伸びていますが、実際にどの領域で、どんな企業が動いているかはご存知でしょうか?

ここからは月刊マガジンとして、毎日300〜400文字で発信している中国インターネットの月刊マガジンから10記事抜粋したものを掲載しています。

みなさんが購入してくれれば来月以降も続けていきます。こちらのnoteからご購入ください。

中国のインターネットこそ、「アーキテクチャ」の視点で捉え直そう。僕が2016年に解き明かしたいこと。

にーはお!

LINEが中国のチャットアプリの微信(Weixin)を追っかけていると言われるほど、中国のアプリやWebサービスは発達しています。また、SNSでの情報の拡散の仕方や、グループチャットでのコミュニケーションの取り方は、日本とは大きく違います。

しかし

  • 「パクリ国」であるはずの中国が日本のインターネットを追い越してしまったこと(特にモバイルで)
  • 中国独自のインターネット上でのコミュニケーションの特異さ

についてはまだ整合的な分析はされていません。そのことにもやもやしています。2016年はこのモヤモヤを解消したい。

さて、そんな年始からモヤモヤしている筆者ですが、中国のインターネットに新たな視点をもたらしてくれる本と出会いました。

この本はニコ動やmixiなどの日本「独自」のウェブサービスをアーキテクチャの視点から解説したもので、中国のインターネットの発達や独自のコミュニケーションについて考察する切り口を提供してくれる刺激的な一冊でした。

中国のインターネットをどういう視点で読み解くべきか一緒に考えてみませんか?

 

まず、アーキテクチャとは

 

飲酒運転をやめさせるには、罰則を厳しくする(法律)、飲酒運転はダメだと教育する(規範)などが方法としてあります。アーキテクチャの視点から考えると、飲酒した人が乗る車のエンジンをかけれなくするという方法が取られます。つまり物理的に飲酒運転できない環境を作ってしまうのです。

これがアーキテクチャの考え方です。

 

日本社会は特殊か?

 

濱野氏は、「どのようなアーキテクチャがその社会において普及し受容されるかは社会ごとに異なる(=社会決定論)」という視点で、ニコ動やmixiを本書で分析します。

しかし、本書で社会決定論を用いる際に想定されている日本社会が「繋がりの社会性」であり、著者も2015年文庫改訂版のあとがきで書かれているように、「繋がりの社会性」を日本特有のものとしてみなすことは難しいでしょう。

「繋がりの社会性」とは「誤解を回避する努力を犠牲にしてでも円滑に(つまり場の空気を破壊しないように)行為が接続していくことそのものを重視する作法(接続志向)」であり、簡単に言えば、空気を読むことを重視するコミュニケーションです。

濱野氏の本文中の言葉を引用するなら、

日本特殊の現象に見えた「繋がりの社会性」が、世界的に拡散しつつあるようにも見えてきます。本書ではこの点を十分に検討することはできませんでしたが、こうした国境や文化を越えて「繋がりの社会性」が台頭してくる昨今のウェブ上のシーンを、また別の進化史の視点で捉えなおしていく作業が今後は必要とされることでしょう。

となります。濱野氏が改訂版でこのように表現せざるを得なくなったのは、日本社会では流行らないと言われたFacebookやTwitterが日本でも広く受け入れられたからです。

今まで、日本の社会を説明するときに「日本特殊論」が受け入れられてきました。

しかし、「日本特殊論」は今の現状を説明するに耐えうる十分な理論ではないように思えます。

 

視点を日本から中国中心に変えてみる

 

そこで視点の中心を日本から中国に変えます。

中国から日本を見ると西欧と日本は中国から同じ距離にあると指摘する見方が生まれてきます。

研究者の感心が「なぜ日本は成功(近代化)したのか?」のではなく、「なぜ中国は明清時代に巨大経済圏を築いたにも関わらず停滞したのか?」にシフトしていることからも、むしろ時代に即した観察のあり方です。

これをインターネットの話に持ち込めば、「なぜニコ動は日本でしか流行らなかったのか?」としか今までは考えられませんでしたが、「なぜニコ動は中国で生まれなかったのか?」と考えることができます。

いまやニコ動中国版と言えるサービスはいくつか存在し中国でも大人気です。日本だけに存在するサービスではありません。

「なぜ(中国で生まれても良かったはずの)ニコ動が中国ではなく日本で生まれたのか?なぜ中国は生み出せなかったのか?」と仮説を立てるほうが「良い」答えに近づくのではと思います。

日本は中国から輸入したもの(漢字や都市設計)を元に成り立っており、中国を起点にして考えるほうが整合性がつくのではないでしょうか。

 

アーキテクチャの視点から見た中国のインターネット

 

視点を日本から中国中心にシフトした上で、アーキテクチャの角度から考えます。ヒントとなるのは、

  • 中国人でのリアルでのコミュニケーションがインターネットでどう反映されているか?
  • 漢字という文字がコミュニケーションに与える影響は?
  • 日本独自と言われ世界で唯一無二の存在であると「思われる」漫画とは?なぜ中国では世界的な作品が生まれていないのか?

などでしょう。中国の社会を分析していくことで、中国のインターネットの姿も見えてくるはずです。

この視点があれば、中国はそもそもの「社会」が日本よりもインターネットに適していて、現在インターネットが日本より発達していると説明できるのではないでしょうか。

ただ、人口が多いや資金調達の環境が良いと言った理由以外に、中国のインターネットの特徴や特異さについて整合的な説明できるはずです。

 

まとめ

 

以下の問題意識

  • 「パクリ国」であるはずの中国が日本のインターネットを追い越してしまったこと(特にモバイルで)
  • 中国独自のインターネット上でのコミュニケーションの特異さ

を解き明かすために、

  • 中国を中心に捉える
  • アーキテクチャという視点、つまり社会がどうインターネットに影響を与えているか

という2点を軸に、問題意識に整合的な説明を与えたいと思います。2016年の筆者の目標です。

 

考えていることの定期的なアウトプットや、基礎的な中国のインターネットについてのトレンドは、noteで書いていきます。寄付金ぐらいの感じでご購入いただければ嬉しいです。詳しくはこちらをご覧下さい。

宣伝みたいになってしまったというのが本稿のオチですw

萌える、中国のフード・デリバリー競争 中国のインターネット・ダイジェスト(1/25〜1/31)

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「毎日1分で中国インターネットのトレンドを把握できるマガジン」を本格始動しています。

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スクリーンショット 2016-01-18 8.24.40

 

先週更新したニュースのタイトルを貼っておきますので、気になった方はぜひ。先週は、フード・デリバリー関連のスタートアップが盛り上がりました。日本語メディアではニュースにならないものばかりです。

 

 

支援としてのご購入も歓迎です。みなさんのご購入は、筆者の書籍などの情報取集代に当てています。もっと良い情報を発信できるように頑張りますので、ご購入お願いしますー!

未上場では過去最高の投資33億ドルを調達 中国のインターネット・ダイジェスト(1/18〜1/24)

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先週更新したニュースのタイトルを貼っておきますので、気になった方はぜひ。

 

 

600円で新書を購入でき、その分視点の深い情報が発信できます。支援としてもご購入承っております。

中国版知恵袋の知乎(Zhihu)の質問が専門的すぎるし、回答もすごい件。

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みなさん、知乎(Zhihu)というサービスはご存知でしょうか?知恵袋です。またパクっているのかと侮ってはいけません。質問の内容が大変高度で、それに対する回答数も多く、しかも回答も熱心。

 

Zhihu_logo

 

例えば、「なぜ、配車アプリはずっと資金を焼いているのか?投資家はまだ資金を投入するのか?」という質問があります。

この質問に対する回答数が、なんと616件・・・

 

为什么移动打车_App_一直在烧钱,投资人还在不断投入?_-_知乎

 

回答者に対しては、クリックして投票することができます。一位の方には13063票集まっています。彼の回答数は約6000文字。日本語にすると1.5倍なので9000文字の分量です。また新しい情報が入るたびに更新されています。

この回答者はいったい誰なんだと調べたところ、

 

庄明浩(rosicky311)_-_知乎

 

VCに以前勤務しており、今は起業中だそうです。知乎(Zhihu)にはSNS機能もあり、彼のフォローワーは115893人。LINEの田端さんのフォローワーが8万人なので、人口規模の違いがあるとはいえ、すごい数字。

 

Yahoo知恵袋で、スタートアップやベンチャー投資に対してこれだけの質問と回答が寄せられことはないと思います。なぜ中国の質問サイトはこれだけ高度な内容で、またSNSのように盛り上がるのでしょうか?

みなさんはどう思われますか?コメントをお待ちしています。

 

中国版ツイッターの微博(Weibo)も140文字制限を解禁か。Twitter、Note、Weiboの投稿UIを比べてみた。

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中国メディアの報道によると、中国版ツイッターである微博(Weibo)も140文字制限の解禁に向かっているそうです。

ただ微博(Weibo)って現時点で既に、NoteみたいなUIになっていて、長文投稿ができます。つぶやけるし、ブログも書けます。

 

我的首页_微博-随时随地发现新鲜事 2

 

上は投稿画面です。「文章」をクリックすると、

 

我的首页_微博-随时随地发现新鲜事

 

こんな画面が出てきます。ブログですね。Noteはどんな感じかというと、

 

note_――つくる、つながる、とどける。

 

こんな感じです。投稿画面で、「テキスト」をクリックすると、

 

新規ノート作成|note

 

こんな感じです。ちなみにツイッターもせっかくなので載せておくと

 

Twitter 2

 

こんな感じです。まとめとしては、

 

・微博(Weibo)は多機能

・Twitterはシンプル

・noteと微博(Weibo)は機能的には大差なし

・noteのデザインの方が洗練されていて、おしゃれ

 

でしょうか。定期的に中国のアプリやWebサービスと日本のを比べていきたいですね。

週刊中国インターネット最新トレンド(1/11~1/17)

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先週からnoteで「毎日1分で中国インターネットのトレンドを把握できるマガジン」を本格始動しました。ご購読いただいた方、ありがとうございます。

400文字(1分)を目安に、中国インターネットの最新トレンドを把握できるよう、基本毎日発信しています。先週更新したニュースのタイトルを貼っておきますね。気になった方はぜひ。

現在は買い切り制の600円で、1日20円以下で中国インターネットの最新情報を追えるようになっています。詳しくはこちらから。

 

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1/11〜1/17の中国インターネットの最新トレンド記事一覧

 

 

 

・中国の資金調達環境は2015年初夏より、思わしくなくそこで今回の合併に。

・合併することで、上場へのよりよい条件が揃う。

・シナジー効果

などと中国メディアでは報道されていますが、資金調達環境の悪化と考えるのが去年の流れから考えると妥当でしょう。

 

 

 

 

 

乐视(LeTV)は動画共有サイトではなく、自社コンテンツ配信型として急成長したインターネット企業です。

しかしそれでも飽き足らず、ここ数年スマートテレビ、スマホを投入しており、動画サイトからのイメージを刷新するのが今回の狙いでしょう。

 

日本語で中国インターネットのトレンドを把握できる媒体は少ない

 

日本語で読むことができる中国インターネットの記事は主に以下の4つです。

 

・TheBrdigeが気ままに中国の記事を翻訳

・WSJもしくは日経新聞がBATの記事を翻訳して発信

・ガジェット系の中の連載

・コラムや連載

 

中国インターネットを伝えるチャネルは少なく、翻訳記事は文脈が分かりづらいので、そこを意識して最新のトレンドを伝えていきたいと思います。今週は微信(Weixin)を使ってお金のやり取りもしてみます。noteでお待ちしております〜!

 

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中国に留学行くor行っている方で、インターンしたいor何か活動したい方の相談に乗ります。

にーはお!

表題の通り、これから中国に留学行くorすでに行っている方で、インターンしたいor何か活動したい方の相談に乗ります。

中国での留学ってあっという間です。中国での留学がいい経験になるよう、お助けできれば幸いです。

 

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僕の中国経験は、以下のような感じです。平成生まれの若い世代からの視点、自分で情報発信をしている経験から、アドバイスできればと思います。

2012年9月〜2013年7月:上海語学留学

2014年3月〜2015年2月:上海の日本酒コンサルティング会社でインターンシップ

2015年3月〜現在:中国のスタートアップ・アプリに興味を持ち、本ブログの運営・リサーチ・コンサルの手伝いなどをやっています。

 

お役に立てれそうなこと

・ビジネス系イベントや交流会を開催しているサイトの紹介

・学生を生かして中国で多くの人と繋がるコツ

・気になる中国企業の見つけかた、訪問する方法

・これやったらいいよみたいな「適当な」アドバイス

・中国で活躍されている方のご紹介

・中国の日系学生団体の紹介

 

特にインターネット業界に興味ある方は、活用すべきメディアや交流会、ボランティアスタッフとして参加できるTechCrunch中国などピンポイントで紹介できます。

 

申し込み方法

こちらのフォームより、必要事項を記入の上フォームボタンを押してください。無料です。

気軽にご応募ください。ざいじえん!

【先着30名1日20円】 日刊「中国のスタートアップやIT情報を発信する、Webマガジン」をnoteで販売スタート

にーはお!日刊「中国のスタートアップやIT情報を発信する、Webマガジン」をnoteで始めました!30名までは買い切りで600円で、それ以上は1000円ぐらいに値上げする予定です。

※訂正:月刊マガジンを別の形態で発行することになったため、「月刊→日刊」と記載を変更しています。

日刊マガジン:本稿で紹介している、ほぼ毎日中国インターネットのトレンドについて発信するマガジン。

月刊マガジン:日刊マガジンで発信したものを月に一度まとめて再発信するマガジン。

ついに来たオンラインでの課金文化

 

はあちゅうさんイケダさんのような日刊noteをつくりました。noteは来る!というかクリエイターたちが自らの課金文化を作るためにのためにブームを作っている感じがします。

 

 

データを1つ販売したのですが、イケハヤさんに取り上げてもらいました。いい感じ。  

 

 

僕も乗っかってみることに。「中国のスタートアップやIT情報を発信する、Webマガジン」。600円の買い切りです。先着30名の限定価格です。

 

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1日20円10秒で、中国のスタートアップ情報を!

 

料金はらふらくの鈴木さんを参考に600円(買い切り)としました。30日で割ると1日20円です。20円で中国スタートアップ・ネタを楽しんでもらえたら。課金の仕組みは以下の通りです。

ちなみに、はあちゅうさんのように月額課金ではなく、600円払ったらずっと読めるようです。月額課金は限られた人しか使えないみたいですね。

なので、この辺は加入者の反応を見ながら対応していきます。今のところ、600円で1ヶ月以上「月刊note」を見れますよ。(noteの仕様として、1つの月刊noteにストックできるコンテンツは100コまでらしいので、3ヶ月くらいで次の月刊noteに移行する予定です)

引用:質の高い2ちゃんねる!noteで「違和感を唱えていく会」を作りました。世の常識に一石を投じましょう

こんな情報を流します!

 

中国のインターネット・サービスで気になったことや、

 

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日本では報道されていない中国スタートアップの速報など、

 

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有料版Twitterの感覚で呟きます。

FBグループとの兼ね合いは?

 

本誌をご購読の方は、FBグループをご覧いただいているかと思います。いつも読んでいただいている方、ありがとうございます。

FBグループではすでに日本語になった記事だけをシェアし、noteでは日本語になっていない(チェック漏れでどこか別媒体でで日本語になっていたらすいません)ものや、筆者が中国のインターネット・サービスについて感じたことをシェアすることで差別化していきます。

買い切りですので、筆者への活動支援の場としてもご活用頂けたら幸いです。

noteのコンテンツ、とりあえずお試しで買ってみよう!

 

自分を変えるとき、変化するためのコツは、「そうすることで良くなるかどうかまで考えない」といことだ。もし悪くなったとしたら、それに気づいたときにまた変えればいい。

引用:『勝ち続ける意志力

つべこべ言わずやってみます。儲けたいというより、「課金を迫る」ことでいろいろ分かることがあるので、その実験も兼ねています。

30名までは600円で、それ以上は1000円ぐらいに値上げする予定なので、お早めに。

中国のスタートアップやIT情報を発信する、Webマガジン

 

noteでの有料販売を始めました。>「企業価値5.3兆円、中国最大のスタートアップ 小米(Xiaomi)派閥の投資一覧」

にーはお!noteでの有料販売を始めました。最初の販売は小米(Xiaomi)派閥の投資一覧(173件)です。

リンク先→企業価値5.3兆円、中国最大のスタートアップ 小米(Xiaomi)派閥の投資一覧

イケハヤさんのBlogやツイートでも取り上げていただきました。アドバイスをもとに300円より1500円に一気に値上げ。

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引用:Umekiさん、稼いでるな…。ハイレベルだったnoteの有料コンテンツをご紹介。

 

 

今後は、ブログで集客し、noteでを課金するみたいなことをしていきたいと思います。ただのブログで終わらず課金などにも挑戦していきます。

以下、noteで無料で公開している部分です。応援、活動支援ぐらいの気持ちで購入いただいても喜びます。

リンク先→企業価値5.3兆円、中国最大のスタートアップ 小米(Xiaomi)派閥の投資一覧

 

このタイトルをクリックしている時点で、小米(Xiaomi)の説明は不要でしょう。

日本では雷軍(Leijun)について語られることは少ないですが、彼はキングソフトを上場させ、以後エンジェル投資家として活動した後に小米(Xiaomi)を創業しています。

彼が上場に関与した企業は4社あり、最近創業した小米(Xiaomi)、彼が代表を務めるVCも合わせると、6社が雷軍(Leijun)の実質的な傘下と言えます。

雷軍(Leijun)派閥といったほうがいいかもしれませんが、最終的な到達点としては、小米(Xiaomi)が作るハード製品を軸にエコシステムを作成する狙いがあるので、小米(Xiaomi)派閥としました。

小米(Xiaomi)派閥による投資は、中国スタートアップの投資データベースの「IT桔子」によると、2006年から出資、現在まで173回の投資を行っています(2015年8月末時点)。今回販売するのは、その173回の投資の一覧です。

記載してあるのは、

「投資した小米(Xiaomi)派閥、投資された企業、所属業界、事業一行説明、時価総額(上場している場合)or買収額(億ドル)、設立年、投資日時、投資した際のラウンド、金額(億ドル)、現在のラウンド、企業URL」です。

※投資額が数○○ドルとなっているラウンドに関しては、すべて3で統一しています。例えば数百万ドル→300万ドル、数千万ドル→3000万ドル

小米(Xiaomi)はどんなジャンルの企業に投資しているのだろう、どれぐらいの規模での投資なんだろうとざっくり知りたい方向けです。個々の企業の具体的な説明はありません。

ご購入していただくと投資一覧のスプレッドシートの閲覧ができます。

まずは、小米(Xiaomi)派閥企業についての概要です。『シャオミ(Xiaomi) 世界最速1兆円IT企業の戦略』を参考に、2015年8月末時点での時価総額と資本関係を記載しています。

金山(キングソフト)

https://www.kingsoft.jp/

時価総額3223億円

Leijun及びLeijun100%出資の子会社が26.9%を保有

Leijunが会長

猎豹移动(チーターモバイル)

http://cn.cmcm.com/

時価総額2778億円

2014年5月にナスダック上場

4.7%のA類普通株と54.1%のB類普通株を持ち、53.5%の議決権を保有

Leijunが会長

欢聚时代/YY多玩(YY)

http://www.huanju.cn/

時価総額3503億円

2012年11月ナスダックに上場

44.8%のB類普通株と38.8%の議決権を保有

Leijunが会長

迅雷(シュンレイ)

http://dl.xunlei.com/

時価総額591億円

2014年6月にナスダックに上場

XiaomiVCが28.8%、金山が13%、両者を合わせると持ち株比率は41.8%

小米(Xiaomi)

時価総額5.3兆円

順為基金(シュンウェイファンド)

http://www.shunwei.com/

第1期2.25億ドル、第2期3.15億ドル、第3期10億ドルと10億人民元

合計17.5億ドルと10億人民元(200億円)を管理

Leijunが代表

パートナー4名、その他10名

中国人若者をターゲットにした40000円のスタイリッシュな電動自転車、云造(Yunzao)

云造(Yunzao)。杭州云造科技有限公司が開発する、中国人の若者向けに開発した電動自転車。

yhunzao

画像引用:http://yunzao.cn/

電池を含めてたったの14キロ。階段で持ち上げて運ぶことも楽々。漕ぎ始めると電気が動き始め、5キロ以上が出た状態でハンドルを握ると、電動自転車に変わります。

非常にシンプルな作りで90年代生まれ以降の子が好きそうなデザインです。

これで1999元(約40000円)!欲しいですね。

ハードスタートアップが小米(Xiaomi)のエコシステムに入るパターン

エンジェル、シリーズA共に、小米(Xiaomi)の創業者の雷军(Leijun)率いる顺为(Shunwei)から出資を受けており、小米(Xiaomi)のエコシステムに加わるのかが気になるところでした。2015年11月に開催されたTechCrunch北京でエコシステムに参加の是非ついてPRの責任者に聞いたところ、現在小米(Xiaomi)のエコシステムに入る可能性はないそうです。

スタートアップが小米(Xiaomi)のエコシステムに入るパターンとしては、業界の競争が激しく小米(Xiaomi)のブランドや資本が必要な時がほとんど。云造(Yunzao)は業界での競争がそこまで激しいわけでもなく、小米(Xiaomi)のエコシステムに入ることで開発の自由が失われるデメリットの方が大きいと。

しかし「雷军(Leijun)が関わっている顺为(Shunwei)の出資を受けたということは、将来的に小米(Xiaomi)のエコシステムに入るのでは」との筆者の質問には、

「雷军(Leijun)と顺为(Shunwei)は確かに関係はあるものの、別の会社であり、顺为(Shunwei)から出資を受けることは必ずしも小米(Xiaomi)のエコシステムに入ることを現しているわけではない」と答えていただきました。

IMG_20151103_144144_jpg_と_云造

(右の方がPR責任者の静さん、左の方がマーケティング部署所属。ちなみに静さんは浙江省で生まれ育ち、ジャック・マーを尊敬しているとのこと。)

チームとこれからの展望

約40名で、90年生まれの若い世代と大企業の経験者が半々ずつ。大企業からの人材はストックオプションを活用して採用しているとのこと。技術職が30名で、マーケティング職が10名。

1代目の販売台数は7000台で、ヨーロッパや韓国の代理店から引き合いはあるもののまずは中国市場でしっかり実績を出すのが当面の目標と少し残念そうに言われていました。(日本の代理店からそのような話はまだないそうです。)

このチームとは6月のTechCrunch上海で出会ったのですが、まだ筆者のことを覚えてくれて、非常に嬉しかったですね。

日本上陸はまだ先になりそうですが、日本のTechCrunchで出会えることを楽しみにしていますと伝えて会場をあとにしました。

2015年、中国のスタートアップ・シーンを振り返る

にーはお!2015年の中国のスタートアップ・シーンを振り返ってみます。

 

2015年、中国のスタートアップ・シーンを振り返る

 

2015年の中国スタートアップは以下の2点にまとめることができるでしょう。

(1)大型合併が相次ぎ、インターネット業界がある程度落ち着いた。

(2)BATがO2Oへの参入を再度明確にし、58赶集(WubaGanji)もO2Oのエコシステムの形成を宣言するなど、大手インターネット企業の投資合戦は依然と続いた。

では、さっそく2015年を振り返ってみます。

大型合併が相次ぐ

 

大手4社が2015年は合併しました。

・配車アプリの滴滴(Didi)が快的(Kuaidi)と合併

・クラシファイドサイトの58(Wuba)が赶集(Ganji)と合併

・O2Oの巨人、美团(Meituan)と大众点评(Dianping)が合併

・百度(Baidu)主導でオンライン旅行代理店の携程(Ctrip)と去哪儿(Qunar)が合併

 

上記の動きは、時価総額で見ると、数千億円から数兆円規模の動き。日本だと楽天がヤフーを買収するぐらいの規模の話です。合併が起こった業界はほぼプレーヤーが決まりました。合併が相次いだ理由として、

・広告合戦で資金を消耗

・6月のチャイナ・ショック以降資金調達が難航

が主な理由として挙げられます。資金を消耗ってどれくらい?かと思いますが、配車系アプリはユーザーを獲得するためのキャンペーンで数ヶ月で数百億円を使っていました。「まだキャンペーンで消耗してるの?」とはまさしくこの状況。

業界に落ち着きを見せた一方で、BATによるエコシステムの形成には拍車がかかりました。

 

BATによるエコシステム形成の加速

 

百度(Baidu)が向こう3年間で4000億円を、阿里巴巴(Alibaba)が1200億円をO2Oに追加投資すると発表したのです。

日本だとauがスマホ向け新ポータル「Syn.」の構想のために色々仕掛けているようですが、その全貌がよく分かりません。一方BATの投資は非常に分かりやすいです。担当者の投資論理はおそらくこんな感じ。

百度(Baidu)

「弊社は検索エンジンに強い。でもEC系で強いサービスがないんですよね。よし越境ECに出資しましょう。」

「オンライン爆買アプリの「bolome(波羅蜜)」が、Baidu(百度)など中韓数社から3,000万米ドルを調達」

腾讯(Tencent)

「SNSは微信(Weixin)があるから強い。でも決済は強くないんだよね。シェアのほとんどが阿里巴巴(Alibaba)系列・・・どうしよう。あっ、配車アプリに出資して僕らの決済を紐つければ良いんだ!配車アプリから決済サービスのシェアを奪還できるぞ!」

→「中国のタクシー呼出アプリDidi(嘀嘀打車)がTencent(騰訊)から1億ドルを調達、WeChat(微信)でタクシー料金が支払えるようになるか?

→「WeChat(微信)がタクシー呼出アプリのDidi Dache(嘀嘀打車)と連携、乗車料金の支払が可能に

阿里巴巴(Alibaba)

「動画配信サイトの优酷土豆(Youkutudou)は今年完全買収して、コンテンツを配信する場所は整った。しかし肝心のコンテンツがうちはまだまだ少ない。コンテンツの利権を買ってしまって僕らでドラマを作ってしまえば良いんだ。」

→「アリババがドラマ制作 日本の漫画「ドラゴン桜」、通販と連動

 

実際はもっと厳密に審査などを経てるはずですが、非常に分かりやすい投資論理であると思います。筆者は中国のスタートアップに興味を持って1年ですが、半年前の時点でだいたいのトレンドは予想できる状態になっていました。どやりたいわけではなく、分かりやすい論理で投資が行われていることをお伝えしたいです。

せっかくなので、筆者の予想を検証してみます。「BATの投資先から考える、中国スタートアップ2015年度上半期と下半期の資金調達トレンド」ではこんなことを言っていました。

しかし、気になるというか面白くないのが、BAに対するTencentの反応が何もないことです。下半期にはTencentがBAに対抗する形で、「スマートライフソリューション」みたいな宣言をしてくることを予想してみます。

58赶集」や「美团」など、巨大インターネット企業によるO2O領域への投資は、下半期以降も加速していくでしょう。しかし配車サービス業界に起こったように、投資合戦は合併に落ち着く可能性が高いです。大型合併が旅行、インターネット自動車業界あたりで起こりうる可能性も無きにしも非ずです。とにもかくO2O領域での大型資金調達が2015年下半期のトレンドになるでしょう。

そして、2015年度下半期の注目は、O2O領域でずっと遅れを取っていたBaiduがどこに投資をしていくかです。Baiduの巻き返しには要チェックです!

 

それぞれみていきましょう。

・腾讯(Tencent)が「スマートライフソリューション」みたいな宣言をしてくる

→「2015年 TENCENT GLOBAL PARTNER CANFERENCEを開催

今思うと、この記事を書いた時点でこのカンファレンスの情報はネットで転がっていた可能性が高いですね・・・宣言まではしてないですねw

 

・巨大インターネット企業によるO2O領域への投資は、下半期以降も加速していく

→「Alibaba(阿里巴巴)が中国のフードデリバリ最大手Ele.me(餓了麼)に資本参加、12.5億ドルで27.7%の株式を取得へ

かなりぼんやりしたもので、予測とまでは言い難いですね・・・

 

・投資合戦は合併に落ち着く可能性が高いです。大型合併が旅行、インターネット自動車業界あたりで起こりうる可能性も無きにしも非ずです

→「Cトリップとチューナーが株式交換で合意、ビジネス提携を締結

 

・2015年度下半期の注目は、O2O領域でずっと遅れを取っていたBaiduがどこに投資をしていくかです。Baiduの巻き返しには要チェックです!

→携程(Ctrip)と去哪儿(Qunar)の合併は百度(Baidu)主導でした。百度(Baidu)が初めてO2Oで主導的役割を果たしたものです。

業界の中で、どの企業が当たるかみたいなレベルまで確かな根拠をもって予想できるよう、精進します。

 

BAT以外の新たなプレヤーヤーがエコシステム形成に参戦

 

BATがエコシステムの形成を加速させる一方で、それ以外の企業で投資側に回るプレーヤーが出てきました。

58赶集(WubaGanji)

日本では全く注目されていない58赶集(WubaGanji)。クラシファイドサイトの最大大手で、2015年の2月に合併しています。

地域情報はO2Oと相性がよく、それなりにBATに食い込んでいくのではないのでしょうか。「それなり」なのは、決済サービスとSNSを持ってないからで、やはり決済とSNSをそれぞれ抑えている阿里巴巴(Alibaba)と腾讯(Tencent)が中国では最強なのかなと思います。

→「クラシファイドサイト最大大手の「58同城」が「4+N」という新戦略を掲げ、30億ドルを目安に投資していくことを表明。

 

小米(Xiaomi)

小米(Xiaomi)がBAT以上に大きくなるのではと期待できるのは、彼らがメインで販売しているのがデバイスで海外展開がインターネット・サービスに比べて容易だからです。とは言っても国内での小米(Xiaomi)のスマホ販売数は予想より減速しており、中国のメディアでは小米(Xiaomi)危機の報道が相次いで見られました。

→「販売戦略の見直しを迫られる時価総額460億ドルの小米(Xiaomi)の最近の動きをまとめてみた

また今後は、コンテンツ制作の方へもどんどん舵を切っていくと思われ、阿里巴巴(Alibaba)と対決することになりそうですね。講談社など日本の出版社に、小米(Xiaomi)の資本が入る日も遠くはないでしょう。またハードへの投資も活発ですね。

→「小米(シャオミ)がコンテンツ100の企業と動画連盟を結ぶ。その先はアリババとのコンテンツ争奪戦か?

→「Xiaomiが目指す世界とは

 

まとめ

 

ざっと振り返ってみましたが、いかがでしたでしょう。大手ばかりでスタートアップとは言えないんじゃないかといえばその通りですが、実際はBATが全てを握っている状況で、彼らの動向を追いかけて初めて中国のスタートアップが見えるものだと思います。

エンジェルからシリーズAにおいてスタートアップが同じ分野で無数のように出現し、ビジネスモデルで細分化していき、細分化されたあたりで、BATが資本を注入していく流れが一般的。お隣の国で、どんな分野が盛り上がっているか、主要プレーヤーは誰かを把握すれば問題ないかと思います。

本文中で書き忘れましたけどw、中国で最も流行っている分野はO2Oです。O2Oは本文で言及するのを忘れるぐらいのキーワードでした。

※「中国のスタートアップの発展を考える~ペット業界を例に~」で、中国のスタートアップの発展について考察してみたので、参考にしてみてください。

本文中でも書いた通り、筆者が中国×スタートアップに興味を持ってちょうど1年。執筆、リサーチ、コンサルティングのお手伝いなど、この1年はいろんなお仕事をしました。「中国×スタートアップ」でたくさんの方にお会いすることができて良かったです。

なんのスキルもないただの大学生が、これだけ多くの方に会うことができたのは、中国×スタートアップの存在があったからです。ありがとう!中国×スタートアップ!笑

2016年もよろしくお願いいたします。来年、調べていきたいことはまた年始に書きます。

2016年の予想は「2016年、中国の投資家が予想するスタートアップ・トレンド」よりどうぞ。