Matrix Patners Chinaの注目領域も、やはり「EC、金融、企業向けサービス」だった。 #中国スタートアップ・エコシステム No.5

中国VC&エンジェル投資ファンドのランキングTOP10(2014年度) #中国スタートアップ・エコシステム No.2」で、中国VCのTOP10を見ることで、大方のプレーヤーを把握しました。次はTOP3のVCの投資概況や投資領域を見てみることで、中国スタートアップでどの領域が熱いのかを探ってみたいと思います。前回のIDG红杉资本(Sequoia Capital in China)はリンク先を参考ください。今回はTOP3の「经纬中国(Matrix Partners China)」を見てみます。

 

经纬创投

 

  • 经纬中国(Matrix Partners China)概況

 

2008年に中国で成立。8億ドルの資金を運用しています。

 

  • 经纬中国(Matrix Partners China)ポートフォリオと2014年投資領域

 

外食配送サービスの「Eleme」、ハンドルキーパー・サービスの「edaijia」、配車サービスの「Kuaidi Dache」など、すでにスケールして中国人の生活に欠かせないサービスもある一方、アーリーステージのサービスにも多くの投資を行っています。

 

MatrixPartnersChina

 

2014年度は、25件の人民元での投資があり、15件がエンジェルでの投資。43件のドルでの投資があり、22件がシリーズA、12件がシリーズB、シリーズCが9件。アーリーステージでの投資が目立ちます。単独での投資の比率はIDGや红杉资本と比べて少ないものの、ラウンドを連続して投資する割合は、IDGや红杉资本に比べて高いのが特徴です。

全体の68件の投資のうち、ECが8件で12%、自動車・交通、企業向けサービス、金融がそれぞれ7件で10%を占めています。IDGや红杉资本と比べると、各領域に分散して投資しています。とはいっても、やはりEC、企業向けサービス、金融の3つの分野は熱いようです。この3領域で32%を占めています。IDGと红杉资本の領域を参考までに載せておくと、

IDG:ECが20件で全体の19%、企業向けサービスが、18件で全体の17%。金融は15件で全体の14%

红杉资本:企業向けサービスが13件(19%)、ECが12件(17%)、金融が8件(11%)

IDGと红杉资本の2社ともゲームへの投資が少なかったのですが、经纬中国もゲームへの投資は1件と少ないです。中国でゲームは終わったのでしょうか?それとも別の何かが。

 

经纬的投资

 

  • 2014年经纬中国(Matrix Partners China)の成績

 

3件の上場(陌陌、爱康国宾、猎豹移动)と、5件の買収(传漾科技、艾格拉斯、瓦力网络、海豚浏览器、卖座网)が実現しました。内、6件が3~4年以内での回収です。計8件エグジットは2014年度中国で3番目の数字です。

 

参考、画像:IT桔子2014年度盘点系列3—典型投资者投资策略分析

VC天使投资策略调查:美元投资占68%

经纬中国

IT桔子2014年度盘点系列(6):VC投资回报盘点,红杉资本成大赢家

Matrix Partners China Portfolio

 

※经纬中国(Matrix Partners China)2014年投資一覧

 

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