2014年中国で11件ものエグジットを果たした「Sequoia Capital China」、注目領域は「EC、企業向けサービス、金融」#中国スタートアップ・エコシステム No.4

中国VC&エンジェル投資ファンドのランキングTOP10(2014年度) #中国スタートアップ・エコシステム No.2」で、中国VCのTOP10を見ることで、大方のプレーヤーを把握しました。次はTOP3のVCの投資概況や投資領域を見てみることで、中国スタートアップでどの領域が熱いのかを探ってみたいと思います。前回のIDGはこちらより。今回は红杉资本(Sequoia Capital in China)です。

 

SequioCapital

 

  • 红杉资本概況

 

創設者は沈南鹏氏で、「C-Trip」やチェーンホテルの「如家酒店」を創業したことでも有名です。2010年からフォーブス中国で4年連続もっとも優秀な投資家に選ばれるなど、中国で最も有名な投資家の1人であります。2014年は中国VCで2番目となる71件の投資案件をこなしています。シリーズAとBでの投資が多くを占めています。

 

沈南鹏

 

  • 红杉资本ポートフォリオ

 

一部の日本人でも知っている有名どころだと以下のような企業があります。

 

红杉资本(Sequoia Capital in China) (2)

 

  • 红杉资本2014年投資領域

 

さて、红杉资本はどこに注目、つまり投資しているのでしょうか?中国で2014年最も投資活動を行っていたIDGの投資領域は、

ECが20件で全体の19%、企業向けサービスが、18件で全体の17%。金融は15件で全体の14%でした。逆にモバイルはが4件、SNSが4件と、フェイスブックやインスタグラム以上のものは出ないと予測しているのでしょうか。あまり盛んに投資を行っていません。ゲームも3件しか投資していません。

引用:2014年中国で最も投資を実行したVC「IDG」、ゲームには3件しか投資していない #中国スタートアップ・エコシステム No.3

 

EC・企業向けサービス・金融の3分野でした。红杉资本を見ると、企業向けサービスが13件(19%)、ECが12件(17%)、金融が8件(11%)と、IDGとかなり重なります。SNSやゲームはやはり3件ずつとあまり投資が行われていません。ECは特に、女性向けのものに多く投資しています。

筆者が見るに、ECはリアルでの販売が単純にネットに置き換わる現象なので、読みやすいのではないかと。一方でゲームやSNSは当たればFacebookやTwitterを超えるかもしれませんが、その分読みづらいので、投資案件もあまり多くないのではないかと予測してみます。

 

红杉资本2014年所投资的公司领域

 

  • 2014年红杉资本の成績

 

2014年は7件(途牛旅游网、陌陌、好联络、京东商城、聚美优品、百奥家庭互动、光环新网)の上場と、4件(新娱兄弟、亿程信息、海豚浏览器、乐蜂网)の買収を実現しました。これは2014年中国VCの中でトップでした。特に「陌陌」への投資は、4月の投資から同年12月での上場と、大変回収率の良い出資とみることができます。

 

※红杉资本2014年投資領域一覧

 

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参考、画像:IT桔子2014年度盘点系列3—典型投资者投资策略分析

沈南鹏

VC天使投资策略调查:美元投资占68%

红杉资本融资事件

红杉资本ポートフォリオ

IT桔子2014年度盘点系列(6):VC投资回报盘点,红杉资本成大赢家