中国のFintechを俯瞰できる資料6選

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最近中国FIntechでリサーチをしているのですが、全体像を把握できる資料を探すのが初めはめんどくさいですよね。

中国のFIntech業界を俯瞰できる資料を集めておきました。中国語の資料だけですが、気になる方はぜひ読んでみてください。

 

2015年中国Fintech総まとめ

 

カオスマップ付き。中国におけるFIntechにどういう領域があるのかを把握するのに使えるでしょう。

 

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BATなど中国8大インターネット企業が展開するFintechの領域は?

 

どのようなリソースを持っていれば、他のFintechサービスに展開するときにシナジーが生まれるのかを考える思考訓練には良い材料です。

 

大企業とFIntech

 

図や表を多用。大企業がFIntechに進出している領域をざっくり掴みたい方にオススメ。

 

中国FIntech大企業分布図

 

2015年中国FIntech業界

 

初めのよりは領域ごとにもう少し詳しく解説しています。

 

2016年中国FIntech市場を展望する

 

中国人の消費活動など金融行動に関わるデータを交えながら、中国Fintechを解説。

 

消費者金融におけるスタートアップの展望

 

中国でもかなり盛り上がりを見せる、消費者金融×スタートアップの解説。

 

消費者金融カオスマップ

 

FIntech大国の中国から、学べることは多いはず。

 

【PickUp】中国銀行業界の49人の経営陣が金融系スタートアップに転職

にーはお!本日も中国のインターネット、IT、アプリ、Webサービス、スタートアップのトレンドをお届けします。

 

アリババ金融チーム

 

【PickUp】

ここ2年で、中国銀行業界の49人の経営陣が金融系スタートアップに転職したそうです。

内訳は、P2Pが23人、オンラインバンクが12人、総合インターネット金融が13人、その他が2人。

JPモルガンなどからも人材が流れている模様。

日本とは比較にならないほど、伝統業界とスタートアップで人材交流が進んでいるみたいです。こういう所は日本も見習いたいですね。

 

画像引用、参考サイト:49个银行高管,23个去了P2P,揭秘BAT和陆金所的挖人套路! (附图谱)

数百社がしのぎを削る、中国の消費者金融スタートアップの動向

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china-fintech

 

盛り上がりを見せる、FIntech。日本でも2015年から16年にかけてFintech関連の本が出版されています。

さらに盛り上がりを見せるのが、お隣の中国。何回かに分けて、領域ごとのトレンドを簡単に紹介します。

 

まずは、消費者金融のスタートアップ。中国ではクレジットカードを持っている人が少なく、その層に対するアプローチしているスタートアップが急増しています。

 

市場規模(流通額)で見ると、

2013年60亿元(1200億円)

2014年に天猫(Tモール)や京东(JD)が参入し、3倍の183.2亿元(3600億円)

2015年には1千億元(2兆円)を突破

2019年には3.398万億元(60兆円)に到達するとみられています。

 

ジャンルとしては、

大学生、サラリーマン、不動産、教育、旅行、リフォーム、農業とすでに業界に特化したものが、それぞれのジャンルで数十社出揃っています。

日本だと消費者金融でのスタートアップはまだほとんどないだけに、凄まじい競争です。

 

日本であれば学生は簡単にクレジットカードを持てるので、そのまま日本市場に適応できないと思いますが、ヒントになることは多そうです。

 

参考サイト

互联网消费金融市场规模三年后或达3万亿

2015年互联网消费金融图谱:BAT争夺消费信贷市场,万物可“期”

中国のFinTech業界を領域ごとにプレーヤーを整理しようと思ったけど挫折したので、P2Pだけ上位5社を軽く調べた。

本稿では、FInTech先進国と言われる中国のプレーヤーを整理しようと意気込んだものの、挫折・・・

FIntechと言われる領域でも、スマホ決済とP2Pのところだけ少し調べたので、公開しておきます。

 

中国のFinTechはここ数年急激に成長しました。

KPMGが世界19カ国100社のFinTech企業を対象に実施した「世界で最も成功しているFinTech企業」の調査で、首位に輝いた中国初のオンライン保険会社Zhong Anを含む7社の中国企業がトップ50入りしていることが判明した。そのうち3社はトップ10入りしている。

中国は総合ランキング以外にも、「急成長スタートアップ・リスト」に12社が選ばれるなど、19カ国中最も大きく飛躍している。比類を見ない速度で急成長の中国FinTechは、今後も凄まじい快進撃を続けることが予想できるだろう。

引用:中国のFinTech企業が英国を超える? 世界で最も成功しているフィンテック企業トップ50

 

しかしその急激さが不安定要素になるのも事実です。このような中国全体が成長している、不安要素を抱えるといった書かれ方はよくされますが、個別事例まできちんと見られることはありません。

領域ごとに整理することで、中国FInTech業界への見通しを良くし、日本のFInTech関係事業者が中国FInTech企業の事例を見つけやすくするのが目的です。全領域のプレーヤーを割り出せたら良かったのですが、それはまた別の機会に。

中国インターネット金融の全体を掴みたい方は、「急成長する中国のインターネット金融」をまずはご一読ください。

 

FinTechと言われる領域には、

個人財務管理(マネーフォーワード、Zaim)

オンライン融資(GMOイプシロントランザクションレンディング)

投資支援(お金のデザイン)

経営・業務支援(freeee、Misoca)

暗号通貨(bitFlyer、BTCボックス)

簡易決済(SPIKE、コイニー、BASE)

ID決済(Yahoo!ウォレット、楽天ID決済)

ネット証券、生保(ライフネット生命、マネックス証券)

クラウド・ファンディング(READYFOR)

スマホ・Web決済/送金(LINEPAY)

P2P(maneo)

 

が存在します。領域の整理には、『FInTech革命』を参考。

その中でも特に中国で注目されている、スマホ・Web決済/送金とP2Pの領域のプレーヤーを軽くPickUpします。

スマホ・Web決済/送金

 

支付宝(Alipay)が牽引してきたエクスロー決済がメインです。支付宝(Alipay)のモバイルでのシェアは75%にも及びます。

 

易观智库:中国互联网金融市场数据盘点(2015Q1_PDF_下载)-Useit_知识库_

 

近年、支付宝(Alipay)を追撃しているのが、微信(Weixin)。微信(Weixin)はチャットアプリとして日常の友人関係が詰まっています。オフラインでの個人間送金をスマホ上に移植しようと攻勢をかけています。

支付宝(Alipay)はECにおける決済のプラットフォームだったため、微信(Weixin)よりは審査や認証が厳しく、友人間で使うには若干不便で、対応を迫られています。

また両社、タクシーの配車アプリに投資するなど、自社以外の決済においても大きな影響力を持とうとしています。

巨大な資本とECとチャットでの圧倒的なシェアに支えられた事業展開ができるこの分野は、中国が先進的であり続けるでしょう。

 

P2P

 

日本人が想像する中国Fintechといえばこの分野でしょう。市場シェアのうち、72%をその他の事業者が占め、いかにスタートアップが乱立しているか分かります。

 

易观智库:中国互联网金融市场数据盘点(2015Q1_PDF_下载)-Useit_知识库

 

もちろんなかには不法な運用を行う業者もあります。海外が中国のFInTech業界に対する漠然とした不安はほぼここから来るのではないでしょうか。すでに日本でも破綻した事例がいくつか報道されています。

 

中国:P2P融資業界で破綻急増-当局は規制めぐりジレンマ

コラム:中国ネット投資詐欺の「限られた教訓」

 

プレーヤーとしては、以下が有名どころです。ユニコーンが続々誕生。

 

中国平安陆金所官网是投资理财、信贷等服务的首家网络投融资平台_

 

红岭创投:投資情報は不明だが、時価総額500億元(1兆円)での上場を目指している。

陆金所(Lufux):シリーズB、12億ドル

积木盒子:シリーズC、8400万ドル

融360:シリーズC、10億ドル(約200億円)

有利网:シリーズC、4600万ドル

 

 

以上ざっくり調べてみましたが、領域が想像以上に広く、プレーヤーも多そう。

領域ごとにみんなで集まって集中リサーチをしよう!みたいなのは良いかもしれませんね。

 

個人的には、微信(Weixin)の個人間送金のUIや文言など細かいところをもっと見たいですね。

 

 

参考:易观智库:中国互联网金融市场数据盘点(2015Q1 PDF 下载)