モバイルコマース時代に、IDGが狙う3つのテーマ【PickUp】

 

中国で最も勢いのあるVC「IDG」副総裁である楼军氏がIDGの投資方針について述べています。

 

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モバイルコマース時代に次のアリババを当てるのを目標とし、

1、消費者の生活様式の変化、質が上がる

2、農村

3、B2B

の3つの趨勢(テーマ)の中で、投資先を見極めると。

農民はまだ6~7億人いますし、中国のスタートアップにとって残された大きな市場となりそう。生活様式の変化は抽象的でイマイチ分からなかったのですが、飲食店などリアル店舗でまだまだイノベーションは起きそう。

※個人的には立ち食い寿司をやればバズるんじゃないかと思ったり。

 

参考、画像:移动电商时代,IDG 准备如何投出下一个阿里巴巴?

2014年中国で最も投資を実行したVC「IDG」、ゲームには3件しか投資していない #中国スタートアップ・エコシステム No.3

前回の「中国VC&エンジェル投資ファンドのランキングTOP10(2014年度) #中国スタートアップ・エコシステム No.2」で、中国VCのTOP10を見ることで、大方のプレーヤーを把握しました。次はTOP3のVCの投資概況や投資領域を見てみることで、中国スタートアップでどの領域が熱いのかを探ってみたいと思います。

 

  • IDG 概況

 

IDG资本

 

IDG资本(IDG Capital Partners)中国には1992年に進出。中国早期に進出したVCの1つです。中国で22年、350の企業に投資し、現在まで約80の企業が上場もしくは買収されています。投資領域として、モバイル・先端技術、新型サービス・ブランド、医療・健康、工業技術・エネルギー、コンテンツ・観光地の5つを設定しています。

 

  • IDG ポートフォリオ

 

IDGのポートフォリオの一部を見てみます。それぞれの企業はIDGのHPの投資一覧を見てください。

 

インターネット・先端技術

世界最大のスタートアップの「シャオオミ」、検索サービス「バイドゥ」、世界最強のゲーム・プラットフォームを持つ「テンセント」など名だたる企業。

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新サービス・ブランド品

中国のAmzonこと、「当当」や、ファッションECの「蘑菇街」など。

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医療・健康

バイオテクノロジーなど高度な技術を持つ企業が多いです。「三九健康网」などの医療ポータプルサイトもあります。

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工業技術、エネルギー

インターネット以外にも投資をしています。

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コンテンツ、観光地

観光地も投資対象なんですね。ゲーム会社もあります。

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  • IDG 2014年投資領域

 

2014年のIDGの投資領域を見てみます。下のグラフを見ると、ECが20件で全体の19%、企業向けサービスが、18件で全体の17%。金融は15件で全体の14%でした。逆にモバイルはが4件、SNSが4件と、フェイスブックやインスタグラム以上のものは出ないと予測しているのでしょうか。あまり盛んに投資を行っていません。ゲームも3件しか投資していません。

 

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  • IDG 2014年の成績

 

2014年度は4社の上場と、4社の合併を実現しています。これは2014年度のVCの中で2つ目に多い数字。多くが6~7年かけての実現で、長期的に戦略をとっていることが分かります。

 

 

 

※IDGの投資先一覧(2014年度)

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参考、画像:VC天使投资策略调查:美元投资占68%

IDG資本

IDG融资事件

IT桔子2014年度盘点系列3—典型投资者投资策略分析